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「フェイク・クライム」 2011

フェイク・クライム(字幕版)

★★★☆☆

 

 流されるままに生き、いつの間にか刑務所に入ることになった男は、出所後、生き方を変えるために銀行から金を盗むことを思いつく。

 

 キアヌ・リーブス演じる主演の男は不思議な男だ。人生に期待などせず、自己主張せず、だけど人が期待することには応えようとする。自分よりも他人優先ということで良い奴と言えるわけだが、主張をしないものだから、自分の意思のないただ流されているだけの奴と取ることもできる。

 

 特に恋人のように付き合いが長くなると、まったく意思表示しない男は物足りなく、苛立たしく感じてしまう。そして恋人が別れたいと言えば、君がそう望むならと、あっさりと受け入れ別れてしまう。こんな真意のわからない人間、確かに腹が立つ。

 

 そんな男が、古い知り合いの頼み事を聞いたばかりに、訳もわからず銀行強盗で捕まり、刑務所へ。同部屋の男と話をしているうちに、夢を持たない自分の人生のつまらなさに気づき、出所後に偶然知った情報を元に銀行から金を盗むことを思いつく。

 

 何もしてないのに銀行強盗で捕まって服役をしたのだから、出所後に本当に銀行から金を盗んだっていいだろう、という論理がよく分からないが、この後、下見に訪れた劇場で一人の女性と出会い、不思議な展開へとなっていく。

 

 基本的にはオフビートな笑いを散りばめたコメディ。面白いか面白くないかで言えば、面白い。だけど、もっと面白くなったような気もする。すべての表現が控えめ。もうちょっとだけ貪欲にしていたら、もっと気持ちよく映画を見終えることができたと思う。

 

監督 マルコム・ヴェンヴィル

 

出演 キアヌ・リーブスヴェラ・ファーミガジェームズ・カーンピーター・ストーメア/フィッシャー・スティーヴンス/ビル・デュークジュディ・グリア

 

フェイク・クライム(字幕版)
 

フェイク・クライム - Wikipedia

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登場する作品

桜の園 (岩波文庫)

 

 

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