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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ドッジボール」 2004

ドッジボール (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 ライバルジムによる買収を阻止するために、ドッジボール大会に出場して賞金獲得を目指すスポーツジムオーナーとジムの会員たち。

 

感想

 ドッジボールを題材にした映画。ただ、ゲームのルールが自分が思っていたものとは全然違って戸惑った。6人編成のチーム同士で対決し、ボールも6つ使うというもの。ドッジボールは一応、国際団体が定める統一ルールはあるのだが、世界各地にローカルルールがあって、それぞれがそのローカルルールに則って試合を行っているというのが実情のようだ。しかしこの映画のボールを6つ使うバージョンのゲームは、審判だけでなく、やっているプレイヤーたちまで混乱しそうだが、ちゃんと適切に行えているのだろうかと心配になってしまう。基本的には自己申告をベースとする紳士(淑女)的なスポーツということなのかもしれない。

 

 肥満は本人の努力不足、という意識高い系のスポーツジムに買収されそうになったジムのオーナーである主人公が、自らのジムの会員らと共に、買収阻止のため賞金目当てでドッジボール大会に出場するという物語。まず主人公の経営するジムのメンバーたちが、自分を海賊と称する男や、ナヨナヨとしたモテない若者、中年太りの叔父さんと、皆独特なのが面白い。誰も決して男前でなく体格も良くないが個性的だ。そんなメンバーに囲まれる紅一点のクリスティン・テイラー演じる女性も魅力的。ライバルジムのメンバーたちの画一的な印象とは対照的で、実は多様性の重要性を示唆しているようにも思える。

 

 

 映画は、ライバルジムのオーナーの嫌がらせ、ドッジボール大会に向けた特訓、そして大会の試合の様子がコミカルさを交えて描かれていく。コメディ部分はどれもそれなりに面白く、特にベン・スティラー演じるライバルジムのオーナーが、主人公にマウントを取りたいのだが何を言っているのか自分でも訳が分からなくなってしまい、二人で困惑する、というシーンは笑えた。ベン・スティラーのギャグは大体ちゃんと面白い。ただ、ドッジボールを題材にしているのに、試合のシーンにあまりコミカルさがなく、かといってゲームとして盛り上がるような展開でもなく、中途半端だったのが残念だ。試合のシーンが、映画の良い流れに水を差しているようにも見えた。

 

 なぜか「ナイトライダー」のデビッド・ハッセルホムや自転車競技のランス・アームストロング、そしてチャック・ノリスといった有名人がチョイ役で登場しているのも見どころの一つ。無理して意識高く頑張らなくても、あるがままの自分でいいんだよ、やりたいようにやればいいんだよ、というラストのメッセージにも元気づけられる。気軽に楽しめるコメディ映画となっている。

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スタッフ/キャスト

監督/脚本 ローソン・マーシャル・サーバー

 

製作 スチュアート・コーンフェルド

 

製作/出演 ベン・スティラー

 

出演 ヴィンス・ヴォーン/クリスティン・テイラー/リップ・トーン/ジャスティン・ロング/スティーヴン・ルート/ジョエル・ムーア/アラン・テュディック/ミッシー・パイル/ジュリー・ゴンザロ/ゲイリー・コール/ジェイソン・ベイトマン/ハンク・アザリア/デビッド・ハッセルホフ/ウィリアム・シャトナー/ランス・アームストロング/チャック・ノリス

 

ドッジボール (映画) - Wikipedia

 

 

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