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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「LUCY/ルーシー」 2014

★★★★☆ あらすじ 運び屋にされた女の、腹部に埋め込まれた麻薬の袋が破れ、女の脳が覚醒する。 感想 通常の人間の脳は10%しか活用されていないとされているが、フル活用されるとそんな風になるの?とちょっと疑問な気もするが、まぁ映画自体は面白かった。 …

「近江商人 三方よし経営に学ぶ」 2011

★★★☆☆ 感想 昔、何気なく立ち寄った滋賀の近江商人の旧邸を見学した時、でかい家だなと思っていたのに、これはほんの一部で当時はもっとでかかったという表示を見て驚いたことがある。しかも、「三方よし」の精神で商売を行っていたというのを知って、近江商…

「トゥー・フォー・ザ・マネー」 2005

★★★☆☆ あらすじ 怪我のためNFL選手への夢を絶たれた男は、スポーツ勝敗予想の才能を買われて、スポーツ情報会社にスカウトされる。 感想 主人公は元々プロも目指せるほどの選手だったので、勝敗予想はそれなりにできるというのはなんとなく分かるのだが、的…

「火花」 2015

★★★★☆ あらすじ 駆け出しの漫才師の男が、営業先で出会った先輩芸人に弟子入りする。芥川賞受賞作。 感想 書き出しから気合の入った文章。やっぱり芥川賞はちゃんとした賞なんだなと安心した。初小説とは思えないクオリティの高さ。 先輩に対してどこか自分…

「なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則」 2001

★★★☆☆ 内容 流行現象は緩やかに広まっていくのではなく、ある時点で爆発的に一気に広まる。そのメカニズについての考察と解説。 感想 このタイトルを見るとマーケティング的なことが延々と記述されていそうだが、実際には伝染病の広まりや犯罪の減少等、幅広…

「キング・オブ・コメディ」 1983

★★★★☆ あらすじ 人気コメディアンとのコネをきっかけに、なんとかスターになろうとする男。 感想 タイトル的に長い下積みの末、才能が開花してスターになる、みたいな成功物語を予想していたのだが全然違った。斜め上の展開だった。 人気コメディアンに憧れ…

「俺俺」 2010

★★★☆☆ あらすじ ふとしたきっかけで手に入れた携帯電話でオレオレ詐欺をしてしまった男に、次々と不思議な出来事が起きる。 感想 これはある意味で自分探しの話なのだろう。人と接したりしている時に、これは本当の自分じゃないんだけどな、みたいなことを思…

「統計学が最強の学問である」 2013

★★★☆☆ 容易にデータを収集できるITと結びつき、ますますそのリテラシーが求められる統計学について書かれた本。 最近良く聞くビッグデータという言葉。イメージとしては簡単にたくさんのデータを集め、解析できるようになり凄い、みたいな感じでいたが、そも…

「シブすぎ技術に男泣き!」 2010

★★★☆☆ 日本のものづくりを支える技術者たちにスポットを当てたコミックエッセイ。 あまりこういう技術者たちの実態を知る機会はないので、なかなか興味深い。時折出てくる回路図は全然理解できないんだけど。 確かにあちこちの小さな町工場に、すごい技術を…

「スイッチ! ― 「変われない」を変える方法」 2010

★★★★☆ 内容 なかなか変われない個人や組織を変えられるようにするためのフレームワーク。 感想 この本のオリジナルではないが、まず本書の中で使われている「象」と「象使い」の比喩が分かりやすい。 私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」だと述べ…

「スリー・キングス」 1999

★★★★☆ あらすじ 湾岸戦争の終結直後、米軍の兵士が投降したイラク兵から謎の地図を入手する。 感想 勝利の高揚感の中、アメリカ万歳的な陽気な雰囲気で始まり、そのままちょっとしたアドベンチャー感覚の金塊探しがスタートする。しかし、次第に能天気さは影…

「翼」 2011

★★★★☆ あらすじ 大事な契約を前に体調を崩した女は、訪れた病院で疎遠になっていた友人の夫と再開する。 感想 仕事をそつなくこなし、社内の揉め事にも感情的になり過ぎずに大人の対応をし、旧友との会話でも、反芻してその状況や背後にあるものを読み取ろう…

「サンセット大通り」 1950

★★★☆☆ あらすじ 金に困った売れない脚本家が、今は世間に忘れられたかつてのスター女優と出会う。 感想 忘れ去られた大女優と言っても、まだ50歳で結構若い。無声映画からトーキーへの切り替わりで消えていった女優ということなのだろうか。しかしいつの時代…

「「やさしさ」という技術」 2015

★★★☆☆ 内容 「やさしさ」という技術を身につけることによる効用を説く。 感想 うーん、あまりピンとこなかった。人に優しくしなさい、とはよく言われることで、みんな多かれ少なかれそうあるべきだと思っていることで。優しくすることで回り回って自分にも返…

「小さなチーム、大きな仕事 働き方の新スタンダード」 2012

★★★★☆ 内容 人気のウェブフレームワーク「Ruby on Rails」の開発元であるBasecampの創業者と開発者によるビジネス書。 Basecamp: About our company 感想 なかなか刺激的な内容。一般的に常識とされていることに疑問を投げかけている。外部からの資金調達や…