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「男たちの挽歌 II」 1987

男たちの挽歌?(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 前回の事件で逮捕された男は、警官の弟が危険な潜入捜査をすると知り、自らも捜査に協力することにする。

 

感想

 前回、チョウ・ユンファ演じる男は確実に死んでいたのでどうするのかと思ったら、双子の弟という設定で再登場。よくあるパターンではあるが、まぁ実は生きていたとやられるよりは良かった。

 

 前回はコミカルなシーンも多かったが、今回はほぼなくシリアスに展開されていく。最後には集結するメンバーが、一旦は香港とニューヨークに分かれ、別々に物語が進行する構成が面白い。チョウ・ユンファを加えるための方便とも言えるが。

 

 

 中盤までは、チョウ・ユンファが2丁拳銃を連射しながら階段を滑り落ちていくシーンなど、クールなアクションは時折見られたが、そこまで盛り上がることもなく、まぁまぁの内容。しかし終盤、葬儀のあとの黒尽くめのスーツ姿で敵陣に乗り込んでからは見応えが満載で、かなり気分が盛り上がる。

 

 しかし黒いスーツ姿でアクションをやると見栄えがするのは何故なのだろう。変なブルゾン羽織っているなとか、その色ダサいなとか、余計な情報を遮断するからのような気がする。気にしてないようで、やっぱりファッションはいろいろと訴えかけるものなのかもしれない。

 

 敵討ちもラストもバシっと決まって、カタルシスが得られて気持ちいい。ただ最後の最後がなんでニューヨークの若者たちの集合写真風のシーンだったのかは謎。そのまま、レスリー・チャン演じる男の妻と子供の姿とか、タクシー会社の社長とか、残された者たちを次々と映し出すのなら分かるのだが。彼ら若者たちがそれを代表して示したということか。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ジョン・ウー

 

脚本/製作/製作総指揮 ツイ・ハーク

 

出演 チョウ・ユンファ/ティ・ロン/レスリー・チャン/ディーン・セキ/ケネス・ツァン

 

男たちの挽歌?(字幕版)

男たちの挽歌?(字幕版)

 

男たちの挽歌 II - Wikipedia

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