★★★☆☆
あらすじ
スペイン・バルセロナでキッチンカーを運営する二人組のもとに、一人の若い女性が逃げ込んでくる。
感想
舞台はスペイン・バルセロナ。ローカルの人も含めて、それでも前編広東語で押し通すのがいい。わざわざスペイン語を話して字幕にするのは面倒だし、客もそんなの求めていないだろうという割り切り。
この時代のジャッキー映画にありがちな展開で、前半はコメディ中心となっているのだが、それらがことごとくつまらなく感じてしまうのは仕方がないのか。変な間とベタベタの笑い。サモ・ハン・キンポーの髪形が気持ち悪いが、当然カッコいいと思ってやっていたのだろう。
そしてこれも定番のカーアクションが中盤に挿入されて、こちらはなかなか迫力がある。それにしてもジャッキー映画を見ていると、ほぼ必ず使われている三菱車たちがカッコよく見えてきて困る。特に80年代あたりの人々が夢見ていた未来のテクノロジーを表現したような車たち。
今回はジャッキーとユン・ピョウがスケボーをするシーンが何度かあるのだが、完全に乗りこなしているのがすごい。この人たちはなんでも出来てしまう。本物だ。
終盤は、ジャッキーたちの本格アクション。 ジャッキーの楽しそうな表情が印象的だ。本気を出すため服を脱いでタンクトップ姿になり、だけどちゃんとコミカルな部分も出している敵役との対決シーンは、見ごたえがあった。全身が黒っぽい服装で、ビジュアル的にも決まっている。
ただ全体としてはアクションが少な目な気がする映画。
スタッフ/キャスト
監督/出演 サモ・ハン・キンポー
製作総指揮 レイモンド・チョウ
出演
ユン・ピョウ/ベニー・ユキーデ/ハーブ・エデルマン/リチャード・ン