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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「オートマタ」 2014

★★★☆☆ あらすじ 制御機能に反して自らを修復するロボットが見つかり、ロボット会社の保険調査員が調査に乗り出す。 www.youtube.com 感想 どこか陰鬱な空気を漂わせながら物語は進む。ロボットが人間の規定する範囲を超えて動き出したらどうなるか?というよ…

「その夜の侍」 2012

★★★★☆ あらすじ ひき逃げされて死んだ妻のために、復讐を果たそうとする男。 感想 堺雅人演じる妻を亡くした男。いつも髪はぼさぼさ、汗だくの作業着で、外見に気を配れない、生きる気力を失っている感を出しているのだと思うが、あまりにもベタでちょっとコ…

「シャッフル」 2007

★★★☆☆ あらすじ 夫の交通事故死を知らされた妻は、目覚めるたびにその前後の日々がランダムに訪れるようになる。 感想 夫の葬儀の日までの数日間がランダムに訪れるという、タイムスリップもののアレンジ版のような設定。ただ自分で好きな日に行けないのがも…

「幕末太陽傳」 1957

★★★★☆ あらすじ 品川遊郭で豪遊するも代金を払わず、居座って様々な所に顔を出し小銭を稼ぐ男。 www.youtube.com 感想 ストーリー自体も面白いが、まずは何よりもフランキー堺演じる男のキャラクターが良い。飄々として物腰が柔らかく人当たりがよく、だけど…

「ピーターの法則 「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由」 1969

★★★☆☆ 内容 階層社会学を提起した著者による、階層社会に見られる法則の解説。 ピーターの法則 - Wikipedia 感想 世の中に無能な人が多くいるように見えるのは、人は無能になるまで昇進を続けるからだ。有能に仕事をこなしていると昇進し、無能だと昇進しな…

「アデル/ファラオと復活の秘薬」 2010

★★★☆☆ あらすじ 不慮の事故によって寝たきりになった妹を治すために、エジプトで復活の秘薬を探す姉。 感想 序盤に様々なことが起こる怒涛の展開。息つく暇もないテンポでエジプトでの探検も終わり、次は何が起こるかと気を引き締めていたら、ここから急にト…

「僕の彼女はサイボーグ」 2008

★★☆☆☆ あらすじ 誕生日をひとり寂しく過ごす男の前に謎の女性が現れる。 感想 主人公とサイボーグの彼女が出会うシーンが不自然すぎて、すんなりその後の物語に入っていけなかった。意味ありげに自分に付いてくる挙動不審の謎の女が、食事しているテーブルに…

「最高の人生のつくり方」 2014

★★★★☆ あらすじ 妻を亡くしアパートで一人暮らしをする気難しい男が、暫くの間、孫娘を預かることになる。 感想 独善的で口が悪く、アパートの隣人たちに嫌われる男。しかし、妻の闘病に付き添い看取った過去がある。きっとこの妻との最後を中心に描いていれ…

「Summer Nude」 2003

★★☆☆☆ あらすじ 里帰りをしていた女子大生が、ひょんなことから一人の青年と出会う。 感想 タイトル的にひと夏の青春の1ページみたいな、若い二人の物語が展開されるのかと思っていたのだが全然違い、様々な人物の色々なエピソードがときにすれ違いときに重…

「蝿の王」 1954

★★★☆☆ あらすじ 無人島に取り残されてしまった少年たち。 感想 無人島を題材にした物語はたくさんあるが、この物語の特徴はサヴァイブするには苦労しない島だということ。果物が豊富にあるため、少年たちは食べ物に困ることはなく、気候も穏やかで生存するた…

「デンジャラス・ビューティー」 2001

★★★☆☆ あらすじ 女子力のない女捜査官が、ミスコンの参加者に扮して潜入捜査をすることになる。 感想 女性らしさに頓着しない女性が全く真逆のミスコンに参加することになったら、というコメディ。ミスコン前の女性らしさを獲得するまでの段階で笑いをたくさ…

「潔く柔く」 2013

★★☆☆☆ あらすじ 高校時代に大切な人を亡くした女性が、同じような経験をした男と知り合う。 感想 思いを寄せる人間を失った女性が、喪失感から立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでの軌跡を描いた物語。としたかったのだろうが、失って数年ならまだしも、8年…

「MUD -マッド-」 2013

★★★★☆ あらすじ 木の上に引っかかった船を見るために、川の中州にやって来た二人の少年は、そこで野宿をする不思議な男と出会う。 感想 アメリカの田舎の子どもたちは、ボートを操縦したりバイクに乗ったりと、なんだか自由だ。そういうのがないとやってられ…

「行きずりの街」 2010

★★☆☆☆ あらすじ 行方不明になった教え子を探しに東京にやってきた塾講師。 感想 主人公が何を考えているか良くわからない、はっきりしない男で、キャラクターがまずいのか、演じる仲村トオルの演技が下手なのか、判断が難しい。 主人公が探偵のような第三者…

「セイラー教授の行動経済学入門」 2007

★★☆☆☆ 内容 現実世界では起きているのに従来の経済学の理論では説明できない事象について考察する。2017年にノーベル経済学賞を受賞した著者による本。1998年に出版された「市場と感情の経済学 「勝者の呪い」はなぜ起こるのか」を改題。 感想 元々は経済学…