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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ウンコな議論」 2005

★★★★☆ 内容 日々様々な場所で繰り広げられている「ウンコな議論」。その中身について考察する。原題は「On Bullshit」。 感想 まずこの本の邦題がよくないよなと思ってしまう。たとえ中身が頷けるものだったとしても、日常の会話の中でこの本の名前を言い出…

「ダーク・スター」 1974

★★★☆☆ あらすじ 宇宙船に乗り込み、新天地を探す乗組員たち。 感想 いかにも昔の特撮映画といった感じのローテクな映像が、なんとも言えない良い味を出している。三人の乗組員が任務をこなす狭苦しいコクピットだったり、ヌードポスターを貼り過ぎてぼかし処…

「白い指の戯れ」 1972

★★★☆☆ あらすじ 捕まってしまった初めての男の知り合いに、スリの犯行グループへの加入を誘われた女。 感想 伊佐山ひろ子演じる主人公と最初の男の二人で物語が展開していくのかと思いきや、序盤で男は逮捕され退場してしまう。ということは主人公が次から次…

「オレの獲物はビンラディン」 2016

★★★☆☆ あらすじ 神の啓示を受け、オサマ・ビンラディンを捕まえるために一人でパキスタンに向かう男。 www.youtube.com 実話を基にした物語。 ウサーマ・ビン・ラーディン - Wikipedia 感想 とにかく主人公がパワフルだ。のべつまくなしにハイテンションで喋…

「アジアンタムブルー」 2002

★★★★☆ あらすじ 恋人を失った悲しみから立ち直れない男。 感想 恋人を失った悲しみに打ちひしがれ、仕事にも行かないでデパートの屋上で時間を潰す日々を繰り返す主人公。 そこで頭をよぎっているのは恋人との思い出だけでなく、これまでの人生の様々な出来…

「激動の1750日」 1990

★★★☆☆ あらすじ 日本最大の暴力団組織で起きた跡目争い。実際の暴力団の抗争をモチーフとした作品。 感想 主演は中井貴一。ドスを利かせた声や仕草でヤクザ感を出してはいるが、どうにもヤクザといった感じがしない。さらにヤクザの中でも武闘派ということに…

「シング・ストリート 未来へのうた」 2016

★★★★☆ あらすじ 舞台は80年代のアイルランド・ダブリン。一目惚れした女の子に近づくためにバンドを始めた男子高生。106分。 www.youtube.com 感想 デュラン・デュランやa-haなど、80年代当時のイギリスの音楽に影響を受けた男子高生がバンドを始める。個人…

「ゼロの焦点」 1961

★★★★☆ あらすじ 結婚直後に出張先の金沢で消息を絶った夫を探す新婚の妻。 www.youtube.com 感想 序盤に主人公の夫が出張に出かけた後、この夫婦がどのように結婚に至ったのか、お見合い、結婚式の様子などを簡潔に描いてみせる構成は、テンポが良くて小気味…

「007 ゴールデンアイ」 1995

★★★★☆ あらすじ ロシアで奪われた電磁波攻撃兵器「ゴールデンアイ」の行方を追うジェームズ・ボンド。シリーズ第17作目でピアース・ブロスナン版 第1作目。 感想 冒頭の、落下する無人の飛行機にジェームズ・ボンドが飛び乗るアクションがすごかった。スタ…

「ホワイトリリー」 2017

★★★☆☆ あらすじ 女性陶芸家の弟子として、住み込みで公私ともに世話をしている女性。さらに一人の若い男が弟子として住み込むようになったことから、彼女たちの関係に亀裂が入る。 感想 日活のロマンポルノ・リブート企画として制作された作品。この手の企画…

「フォース・プラネット」 2016

★★☆☆☆ あらすじ 火星移住の先陣を切って一人で宇宙に旅立った男。原題は「Approaching the Unknown」 。 感想 火星に到着してからの様子を描くのかと思っていたが、ほぼ火星に向かう宇宙船内の様子が描かれていく物語。一応は外部の人間と通信で話が出来たり…

「地球星人」 2018

★★★★★ あらすじ 幼い頃につらい思いをし、社会にうまく適合できない女。 感想 物語は主人公の幼少期から始まる。母親や姉から邪険な扱いを受け、周囲を窺いながらびくびくして生きる主人公。最初は母親の行き過ぎた愛情が歪んだ形となって表れてしまっている…

「忘れないと誓ったぼくがいた」 2015

★★☆☆☆ あらすじ 誰からもすぐに忘れ去られてしまう女子高生と恋に落ちてしまった男子高生。 感想 主人公と恋に落ちる女子高生が序盤、挙動不審すぎてイライラする。最初は鈍いリアクションに目か耳に障害のある人なのかと疑ってしまったし、その次はあまりの…

「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」 2015

★★★☆☆ あらすじ 第2次大戦後、西ドイツでナチス戦犯であるアドルフ・アイヒマンの告発に執念を燃やす検事長、フリッツ・バウアー。 www.youtube.com ドイツ映画。 アドルフ・アイヒマン - Wikipedia 感想 主人公の検事長、フリッツ・バウアーのキャラクター…

「さらば映画の友よ インディアンサマー」 1979

★★★★☆ あらすじ 映画好きという同じ趣味を持つおじさんと仲良くなった浪人生。 感想 映画館で起きたちょっとした出来事で知り合い、そこから映画の話で盛り上がり、別れ難くなって東京から沼津の主人公の家まで付いてきてしまう映画好きのおじさん。冷静に考…