★★★☆☆
あらすじ
ヴァンパイア化してしまった神父。韓国映画。
感想
人のためになりたいと願いながらヴァンパイアになってしまった神父の物語。顔や体に酷い水疱が出来たり、手首を何度も切ったり、血が噴き出したりと結構激しい描写が多く、この手の映像が苦手な自分にとっては直視するのがきつい部分もあった。
神父でありながら吸血鬼となってしまったために、自身の湧き上がる欲望に苦悩する男、という割と清く正しい吸血鬼映画と言えるのかもしれない。ただ、そこにコミカルさやメルヘンチックな表現なども加わって、自由にのびやかに描いているという印象。
この自由自在な空気感が面白かったのだが、途中で少し物語を見失ってしまっていた時間帯があった。恋人の夫を殺したあたりからしばらくは、ちょっとわかりづらかった。ただ、その後は体勢を立て直し上手く進行している。
最後はひとしきりドタバタした後の美しいエンディング。うまくまとまっている。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 パク・チャヌク
出演 ソン・ガンホ/キム・オクビン/シン・ハギュン/キム・ヘスク/オ・ダルス
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