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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「夢売るふたり」 2012

★★★★☆ あらすじ 経営していた居酒屋を火事で失い、再起を目指す夫婦が、やがて結婚詐欺を行うようになる。 www.youtube.com 感想 店を失い失意のまま過ごしていた男が、ふとしたきっかけで客の女と一夜を過ごして大金を手に入れる。店の再建のために役立てよ…

「餓鬼道巡行」 2012

★★★☆☆ あらすじ リフォーム工事中のために自宅の台所が使えず、買い出しに行ったり、外食に出かける男。 感想 リフォームの話をし始める雰囲気だったのが、いつの間にか食べることについての話になっていた。商品のパッケージや店の外観、店員の態度など、何…

「ラストベガス」 2013

★★★★☆ あらすじ 60年来の親友4人組の中の一人が若い女性と結婚することになり、ラスベガスで結婚前のパーティを行う計画を立てる。 www.youtube.com 感想 少年時代のちょっとしたエピソードから始まり、その後一気に60年後へ舞台が飛ぶ。青春時代の彼らの…

「BIUTIFUL ビューティフル」 2010

★★★★☆ あらすじ 舞台はスペイン・バルセロナ。末期の病気であることを知った男は、残される家族や周囲の人間について考え、動き始める。メキシコ映画。 感想 細かな説明もなく断片的な映像で、序盤はあまり状況が飲み込めないまま、物語が進む。エピソードが…

「スマート・シンキング 記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術」 2013

★★★☆☆ 内容 認知心理学者によるスマート・シンキングをする方法の紹介。 感想 どのような独創的な思考法を紹介してくれるのか、と期待して読み始めると、肩透かしを食らう。著者によるスマート・シンキングの定義は下記の通りだ。 スマート・シンキングとは…

「悪名」 1961

★★★☆☆ あらすじ 逃げるのに失敗して再び遊郭に売り飛ばされた知り合いの女を救出に向かう男と、その弟分。 感想 慣れるまではセリフが聞き取りにくい。古いからということもあるのだろうが、キツい印象を受ける河内弁も影響しているはずだ。 今なら見所は勝…

「美しき諍い女」 1991

★★★☆☆ あらすじ 高名な画家の邸宅を訪れた女はモデルを引き受けることになり、それぞれの妻や恋人との関係に微妙な暗い影を落とすようになる。 www.youtube.com フランス映画。原題は「La Belle Noiseuse」。238分。 感想 観るのになかなかの覚悟がいる4時間…

「魔界転生」 1981

★★★☆☆ あらすじ 島原の乱で無念の死を遂げた天草四郎時貞が蘇り、同様の死を遂げた宮本武蔵らを蘇らせ、それぞれが現世で果たせなかった無念を晴らそうとする。 感想 天草四郎役の沢田研二が、リーダーとしてのカリスマ性を感じさせる演技で素晴らしく、説得…

「ライチ☆光クラブ」 2016

★★☆☆☆ あらすじ 町の廃工場でロボットを作り、一人の少女を拉致させた少年グループ。 感想 幼い頃に作った秘密基地に、大きくなっても変わることなく集まり続ける少年たち。だからなのか、ロボットを作ったはいいが、女神的扱いをする少女を拉致したり、町を…

「フェア・ゲーム」 2010

★★★☆☆ あらすじ 大統領がイラク戦争の根拠としたイラクの大量破壊兵器の保有に疑義を唱えた元外交官が、報復として妻がCIAのエージェントであることを暴露される。実話に基づく物語。 感想 とにかく戦争をする理由がほしい大統領と、いくら調査をしてもその…

「たったひとつの冴えたやりかた」 1986

★★★☆☆ あらすじ プレゼントされた宇宙船で親に内緒で冒険にでかけた15歳の少女が、異星人と出会う。 感想 SF独特のその世界観を認識するのに時間がかかり、最初は結構辛かった。そして、宇宙人の繁殖のシステムも分かりづらい。 物語はなんとなく若い女の子…

「薄桜記」 1959

★★★☆☆ あらすじ 高田馬場の決闘を機に知り合った丹下典膳と堀部安兵衛。ひとりの女性の存在により、二人は数奇な運命に翻弄される。 www.youtube.com 感想 セリフは聞き取りづらいが、吉良邸討ち入りに向かう冒頭のシーンや橋の上での決闘シーンなど、クール…

「その男ヴァン・ダム」 2008

★★★★☆ あらすじ 離婚問題などで疲れ果て、故郷のベルギーに一時帰国したジャン=クロード・ヴァン・ダムが、郵便局で強盗事件に巻き込まれる。 感想 冒頭の割と凄い長回しのアクションシーン。映画の中では敵が何人いようと、彼ならなんとかしてしまう。でも…

「弾正星」 2014

★★★☆☆ あらすじ 三好長慶の右筆である松永久秀に雇われた男。 感想 序盤の松永久秀の悪逆ぶりは魅力的だ。突然人を殺したり、女に襲いかかったり、少しも悪びれるところがない。こんな感じで悪逆非道の限りを尽くしてくれたら面白かったのかもしれないが、段…

「柳生一族の陰謀」 1978

★★★★☆ あらすじ 徳川二代将軍秀忠の死による家光と忠長の将軍後継争い。 感想 なかなか豪華な面々の役者陣。だが正直、後継争いに決着がつくまではそれぞれに大した見せ場もなく、役者陣を活かしきれなかったなと思っていたのだが、後継争いに決着がついてか…