★★★★☆
内容
日々をより快適に過ごせるようになるような、様々なライフハックを紹介する。
感想
時間やタスクの管理から集中力やアウトプットに関すること、またコミュニケーションや習慣化に関することまで、多種多様なライフハックが紹介されている。たくさんあるが、その中でまずは自分が気になったものから取り組んでみればいいだろう。
1冊の本には議論が多岐にわたるものや、小説の場合にはプロットが複雑で読み終わるころには最初のあたりを忘れそうになっているものもあります。そうしたときに、毎日読んだ分の内容をメモしてつないでゆく「読書ジャーナル」をつけたほうが、読書体験をより忠実に記録し、あとで内容を思い出しやすくなります。
p169 「HACK 129 毎日の「読書ジャーナル」をつくる」
個人的に一番やりたいと思ったのはこの「読書ジャーナル」を作るというライフハック。毎回本を読んだ後は、その内容を思い出せるようにと、このブログを書いているのだが、いつも何度も見返したりして時間がかかってしまう。本を読むのは楽しいが、その後のブログを書くのが億劫で、それを考えると新しい本に手を付けるのを一瞬躊躇してしまう自分がいたのだが、これなら随分と楽になりそうだ。
とはいえ、毎日読んだ分のメモを書くというのも時間が取られてしまいそうだが。でも記録として残るのだから、その価値はあると言えるだろう。習慣化していきたい。
その他では、人との距離を縮める「フランクリン効果」は、なるほどなと感心させられた。でもこういうテクニックを知らずにナチュラルに使っている人もいるから恐れ入る。普通に振舞うだけで誰とでも良好な関係を築ける人は羨ましいが、こういう知識を吸収することで、彼らと同じようになれるというのは心強い。
250個のライフハックがそれぞれ大体1ページにまとめられていて、読みやすい構成の本。ただ最初のページから順に一気に読もうとするとしんどくなりそうなので、著者が推奨しているように興味のある所を中心に少しずつ読んでいくのが良さそうだ。
そして適当にページを開いて読むだけで、そのライフハックに取り組むかどうかに関わらず、なんだか頑張ろうという気になってくるから不思議だ。モチベーションを上げるために、手近なところに置いておくというのも手かもしれない。
著者
堀正岳
登場する作品
「戦略的グズ克服術―ナウ・ハビット(The Now Habit)」
Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣
「やりとげる力(The War Of Art)」
「カエルにキスをしろ!(Eat The Frog!)」
「仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版(Do It Tomorrow)」
(チェックリスト・マニフェスト)
「天才! 成功する人々の法則(Outliers)」
「すべてはリミックスである(Everything is a Remix)」 カービー・ファーガソン
Explaining Creativity: The Science Of Human Innovation
The Memory Illusion: Why You Might Not Be Who You Think You Are
「あなたの生産性を上げる8つのアイディア(Smarter Faster Better)」
(The Willpower Instinct)
「「週4時間」だけ働く。(The 4 Hour Workweek)」