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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

アジア映画

「JSA」 2000

★★★★☆ あらすじ 朝鮮半島の軍事境界線で北朝鮮軍の兵士数名が韓国軍兵士に殺害され、両国を監視するスイス軍の朝鮮系の女性が事件を捜査することになる。 感想 映画の中の世界とはいえ、両国の国境の警備がユルユルで驚いた。まぁでもすべての国境線上を見張…

「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」 2009

★★★☆☆ あらすじ マカオに住む娘の一家が襲われ、一人生き残った娘を見舞いにやってきたフランス人の父親は、偶然知り合った三人の殺し屋に復讐の手助けを依頼する。 感想 原題が「復仇」で英題が「Vengeance」とシンプルな事を知ると、このカッコつけた邦題…

「チェイサー」 2008

★★★★☆ あらすじ 風俗嬢たちが同じ男に派遣された後に行方不明となったことから、男の居所を探し始めた風俗業を営む元刑事。 感想 韓国のデリヘリは、デリヘル嬢が自ら車を運転して男をピックし、一緒に男が指定する場所に向かうのか。無駄な知識が一つ増えた…

「女帝 [エンペラー]」 2006

★★☆☆☆ あらすじ 夫を殺して皇位を継承した義理の弟の后となった女。シェイクスピアの「ハムレット」が原作。 感想 原作では皇太子が主人公だが、この映画ではチャン・ツィイー演じる王妃が主役となっている。ただ、この変更がうまく行っておらず、結局主人公…

「三国志」 2008

★★★☆☆ あらすじ 中国三国志の時代、常勝将軍と呼ばれた蜀の将軍、趙雲。 感想 題材からして壮大で、しかも一人の男の生涯を描くのだから、三時間を超える超大作になってもおかしくないような状況で、2時間でもなくわずか100分にまとめてくる割り切りぶりが見…

「恋人たちの食卓」 1994

★★★★☆ あらすじ 日曜の夜は、適齢期の三人の娘たちのために料理を作り、ともに食卓を囲む事を恒例としている料理人の父親。アン・リー監督の父親三部作、第3作目。 感想 オープニングで父親が娘たちのために料理をするシーンには引き込まれ、惚れ惚れとして…

「推手」 1995

★★★★☆ あらすじ 中国から息子一家の暮らすアメリカに移り住んだ老人は、言葉の通じない息子の嫁と過ごす日中に孤独を感じていた。アン・リー監督デビュー作。 感想 冒頭の太極拳をする中国人の老人と、苛立たしげな素振りの若い白人の女が一緒の家にいるシー…

「ラスト・ブラッド」 2009

★★★☆☆ あらすじ 怪物を探索するため、米軍基地内のアメリカンスクールに送り込まれた少女。 感想 物語の詳細は正直良く分からなかったが、激しいアクションで魅せる映画。勢いはあるが、深みはない。もう少し緩急をつけてほしかった。総集編的な映画とも言え…

「ノーボーイズ,ノークライ」 2009

★★☆☆☆ あらすじ 韓国から日本にボートで密輸をしていた韓国人の男は、世話役の日本人に利用され、組織から追われることになる。 感想 たくさんの家族を養うために所属する組織を裏切り、大金を手に入れようとした男と、その濡れ衣を着させられた男、いつしか…

「イップ・マン 葉問」 2010

★★★★☆ あらすじ 香港で武館を開いたイップ・マンは、同業者たちの了解を得るために試験を受ける。 感想 前半のクライマックス、香港にある武館の元締め、サモ・ハン・キンポー演じる男との戦いは見応えがある。丸い円卓の上でのイップ・マンとの対決。しかし…

「イップ・マン 序章」 2008

★★★★☆ あらすじ 武術の町で最強と敬意を払われ余裕のある生活を送っていた武闘家が、勃発した日中戦争の影響で苦しい生活を強いられることになる。ブルース・リーの師匠として知られるイップ・マン(葉問)の物語。 感想 日中戦争で日本軍に占領された町での…

「友へ チング」 2001

★★★☆☆ あらすじ 仲良しの4人組が成長して別々の道を歩みだし、やがて悲劇的な事件が起きる。 感想 それぞれ家庭環境が違う4人の幼馴染の物語が、子供の頃から描かれていく。中学で一度は離れ離れになるが、高校で再会し再びつるむようになる。ヤンキー映画の…

「映画は映画だ」 2008

★★★☆☆ あらすじ 撮影中に共演者と問題ばかりを起こし、誰も共演してくれなくなった役者が、偶然知り合った元役者志望のヤクザの男を引き込んで、映画撮影を続行する。 感想 あらすじだけを聞くとコメディかと思ってしまうが、割と真面目な男臭い映画に仕上が…

「ラスト・ソルジャー」 2010

★★★★☆ あらすじ 中国の戦国時代、梁と衛の戦争で両軍壊滅的となるが、生き残った1人の兵士が敵国の将軍を捕らえ、恩賞目当てで自国に連れ帰ろうとする。 感想 戦争で両軍がほぼ全滅になる状況とはどんな状況なのかよくわからないが、両者の力が拮抗して一歩…

「レイン・オブ・アサシン」 2010

★★★★☆ あらすじ 暗殺者の過去を封印して整形をし、結婚して穏やかに暮らしていた女が、元いた暗殺集団に見つかり追われることになる。 感想 達磨大師の分断された遺体を巡る争い。遺体が揃うと武術の覇者になれるというちょっとしたドラゴンボール感覚だが、…

「きっと、うまくいく」 2009

★★★★☆ あらすじ 大学卒業以来行方不明となっていた親友が見つかり、会いに行く同級生たち。 www.youtube.com 感想 スピルバーグが絶賛したというインド映画。笑いあり、涙あり、インド映画お決まりの謎のダンスシーンありと、3時間近い上映時間も気にならな…

「運転手の恋」 2000

★★★★☆ あらすじ タクシー運転手の男が、交通取締りの婦人警官に恋をする。 www.youtube.com 感想 メインのストーリーに、回想のちょっとした物語が挟まれていく個人的には好きなタイプの映画だ。少しタランティーノやウォン・カーウァイを思い出させるような…

「ブレス」 2007

★★★☆☆ あらすじ 何度も自殺を図る死刑囚の男と、彼に惹かれ何度も面会する女。 感想 自殺を図る死刑囚、とはよく意味がわからない感じがするが、生きていてもしょうがないと本人が自覚しているということだろう。しかし、実際そうなのかは分からないが、韓国…

「単騎、千里を走る。」 2005

★★★★☆ 感想 中国奥地の風景。これを見るだけでもこの映画を見る価値がある。 あきらめずにどこまでも自分の希望を通そうとする高倉健演じる主人公にドキドキしてしまうが、なんとか希望を叶えてあげようとする現地の人達の優しさに胸が熱くなった。みんなが…

「私の頭の中の消しゴム」 2004

★★★☆☆ スタッフ/キャスト 監督/脚本 イ・ジェハン 出演 チョン・ウソン/ソン・イェジン 音楽 キム・テウォン 私の頭の中の消しゴム (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 私の頭の中の消しゴム - Wikipedia 私…

「傷だらけの男たち」 2006

★★★★☆ スタッフ/キャスト 監督/撮影 アンドリュー・ラウ 監督/脚本 アラン・マック 出演 bookcites.hatenadiary.com 金城武/スー・チー/シュー・ジンレイ/チャップマン・トウ 傷だらけの男たち (字幕版) 発売日: 2016/01/13 メディア: Amazonビデオ こ…

「誰かがあなたを愛してる」 1987

★★★☆☆ スタッフ/キャスト 監督 メイベル・チャン 出演 チョウ・ユンファ/チェリー・チェン/ ダニー・チャン/ジジ・ウォン 誰かがあなたを愛してる(字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 誰かがあなたを愛して…

「グランド・マスター」 2013

★★★★☆ あらすじ ブルース・リーの師匠として有名なイップマンの人生。 感想 イップマンの人生とか言いながら、実際はチャン・ツィイー演じる北部を代表する武術家の娘、ルオメイが中心となっている。イップマンはセリフ回しにもなっていない。 アクションシ…

「ドラゴン 危機一発」 1971

★★★☆☆ あらすじ 不況の故郷を離れて出稼ぎに出てきた男が、同僚が次々と行方不明になる事件に巻き込まれていく。 感想 この頃のアクションシーンはカメラワークがなってなくて迫力がないなーなんてぼんやりと見ていたら、そういうわけでもなかった。ブルース…

「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦- 」 2009

★★★★☆ あらすじ 劉備・孫権合同軍が曹操軍に赤壁で戦いを挑む。 感想 今でもそうだろうが、自然科学が今ほど発達していなかった当時は自然・気候を読むことが戦争において重要だったということが分かる。霧の中で相手を混乱させたり、風向きが変わるだけでチ…

「レッドクリフ Part Ⅰ」 2008

★★★★☆ あらすじ 中国三国志の時代。曹操軍に追い詰められた劉備軍は孫権軍と同盟を結び、赤壁で決戦に臨む。2部構成の映画。 赤壁の戦い - Wikipedia 感想 三国志は横山光輝の漫画で読み、あまりの登場人物の多さに途中で挫折してしまったが、これは充分楽…

「運動靴と赤い金魚」 1999

★★★★☆ あらすじ 妹が大事にしていた運動靴を失くしてしまった男の子。イラン映画。 感想 普段あまりなじみのない国の映画は、知らない風習や文化を垣間見れてそれだけで興味深い。靴を大事にしているのになんで外に置いておくのだろうとか、目上の人に対して…

「墨攻」 2006

★★★★☆ あらすじ 大国の軍勢が目前に迫った小国の王は、救援を墨家に求める。 墨家 - Wikipedia 感想 この映画を観て思ったのは、つくづく女というものはめんどくさいな、と。来るなと言ってもついてきたり、いらないといっても押し付けてくる。それをばっさ…

「初恋のきた道」 1999

★★★☆☆ 感想 お婆さんが一人で住む家になぜ「タイタニック」のポスターが何枚も貼ってあるのかと思ったが、「タイタニック」方式ですよという暗示だった。そのお婆さんの若いころの話になりますよと言う。 寒い地域ということで、厚手の服を着込んだチャン・…

「燃えよドラゴン」 1973

感想 後に散々パロディーされたり物まねされている映画をこうして見てみると、ヌンチャクを使うシーンはあまりないとか、やっぱりブルース・リーはなんか変とか、意外な感じのすることが多い。 全編でヌンチャクを使いまくっていたのだろうとか、みんな面白…