BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

映画

「彼岸花」 1958

★★★★☆ 娘の縁談を考えていた父親の所に、見知らぬ若い男がやって来て、娘との結婚を申し込まれる。 娘の幸せを思って、これまで頑張って築いてきた人脈をフル活用して良い所に嫁がせようと考えていたのに、その娘からそんなもの不要と言われてしまうなんて切…

「チェ 39歳 別れの手紙」 2009

★★★☆☆ ポリビアでのチェ・ゲバラ。 キューバでの革命を成功させたにも関わらずそれで満足せず、他国での革命にも参加するチェ・ゲバラ。普通は権力を握って結局、独裁政権になるのが常なのに、そんなものを投げうって、また一兵士として戦場に向かうところに…

「チェ 28歳の革命」 2008

★★★☆☆ キューバ革命までのチェ・ゲバラの行動。 物語仕立てというよりもドキュメンタリー風に物語は展開される。なので正直誰とどこで戦っているのかの詳細に関する情報は断片的でよく分からない。 ただゲリラ戦で山の中を歩き回り、武器にも事欠く状況から…

「テイラー・オブ・パナマ」 2001

★★☆☆☆ 不祥事でパナマに左遷されたスパイが、情報源として仕立て屋に目を付ける。 コメディにしたいのか、シリアスな路線にしたいのか曖昧で中途半端。そしてこの2時間弱のあいだ、イマイチ何を見せられているのか分からなかった、っていうのが率直な感想。…

「寝ずの番」 2006

★★★☆☆ 大物落語家の死が近づき、弟子たちが集まる。 多くが通夜のシーンで占められている。故人の思い出話を語り、笑ったり、しんみりしたり、怒ったり。そんなことを故人のすぐ近くでしていると、死んでしまった人と共に笑ったり、泣いたりすることはもう出…

「プリデスティネーション」 2014

★★★★☆ 連続爆弾魔を追って大やけどを負った時空警察官が、最期の任務につく。 最初にちょっとした出来事があって、さぁここから物語が進展していくぞ、と思わせておいての、長いバーのシーン。1人が延々過去を語り、あれこれ何の話だったっけ?と戸惑う。そ…

「アンタッチャブル」 1987

★★★★☆ 禁酒法下のシカゴで権勢を誇ったギャングのボス、アル・カポネを逮捕しようと、チームが結成される。 メンバーそれぞれに見せ場があるのがいい。特に一見現場には向いてなさそうな経理の男が、ノリノリで暴れるのは良かった。それだけにメンバーが報復…

「もらとりあむタマ子」 2013

★★★☆☆ 実家に引きこもり、怠惰な日々を過ごす女。 無為な日々を過ごす娘に言いたいことはあるが、ぐっと堪える父親。心の何処かでは娘と暮らせることを喜んでもいる。康すおんがそんな父親を味わい深く演じている。 そしてそんな状況に甘えて、ずるずると暮…

「ストロベリーショートケイクス」 2006

★★★☆☆ イラストレーターとその同居人のOL、デリヘル嬢と電話受付係、4人の女性の日常。 4人それぞれの生き方がリアル。特にもっとも平凡な役柄、中越典子演じるOL。こういう人ってたまにいて、そういうキャラクターを演じているんだろうな、って思っていたけ…

「レッド・ライト」 2012

★★☆☆☆ 怪奇現象や超能力の嘘を見破ってきた学者の前に、かつて一世風靡した超能力者が現れる。 無邪気に超能力を信じる科学者もどうかと思うけど、頑なに否定する学者もどうかと思ってしまう。超能力があるかどうかを調べるんじゃなくて、嘘という前提で調査…

「マッド・ファット・ワイフ」 2007

★★☆☆☆ 孤児院で育った男が、気の強い太った女と結婚する。 エディー・マーフィーって特殊メーク好きなのか。おかげで特殊メークの技術がすごいということだけはよく分かる。もうちょっと前だと、ここからが特殊メークって分かる質感のメークだけど、これは全…

「地獄でなぜ悪い」 2013

★★★★★ 娘の映画出演を夢見る妻のために、ヤクザの組長が実際の抗争を利用して映画の撮影を試みる。 無茶苦茶なストーリーだけど、テンションの高さと勢いで持っていく。中でも長谷川博己の無駄に熱い監督役がいい。本当はただの勘違い野郎なのかもしれないが…

「鍵」 1959

★★★★☆ 資産家夫婦とその娘、そして娘との結婚を考える若い医師、4人の思惑が交錯する。 まず映像が格好いい。カラーだが白黒映画のようなシャープさがある。下手すると下衆で下品になりかねない内容を格調高く描いている。 登場人物皆が何食わぬ顔で、エゴイ…

「シモーヌ」 2002

★★★☆☆ 主演女優に降板され、代役も立てられない映画監督が、CGで作った女優を使って映画を完成させる。 たった一作で爆発的な人気になる女優ってリアリティーがない。しかもそれがCGなんてなおさら。まぁこのあたりは基本コメディーの映画で言ってもしょうが…

「たった一人のあなたのために」 2009

★★★★☆ 夫の浮気現場を目撃した妻が、子供二人を連れて家を出て、全米を転々とする。 自分の子供が通っている学校さえ分からず、金を持った男と結婚することでやり直そうとするような母親。相当嫌な女だが、常に前向きで気丈でもあり、どこか憎めない。そんな…

「麦秋」 1951

★★★★☆ 結婚の話が浮上した20代後半の女性と、同居する両親、兄夫婦とその子供たちとの物語。 妹の結婚話に気が気でない兄。未婚者と既婚者に分かれて強がりを言い合ったりして笑う主人公とその学生時代の友人たち。時おりコミカルなシーンを織り交ぜながら進…

「バイオハザードII アポカリプス」 2004

★★★☆☆ ウィルスが蔓延し、ゾンビ化する人々の中に取り残された者たちが脱出を図る。 とりあえずミラ・ジョヴォヴィッチが美人でセクシーなので観ていられる。それにしても登場する女性キャラが薄着すぎ。まぁアリなんだけど。 クライマックスで実験のために…

「スターリングラード」 2001

★★★★☆ 激戦の続くスターリングラードに送り込まれた新兵が、射撃の腕を見込まれて英雄に祭り上げられ、敵のスナイパーと対決することになる。 冒頭の列車での輸送から戦場に到着し、そのまま戦闘に投入していく描写だけで、ここはひどい状況だということがよ…

「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」 2014

★★★★☆ 大学受験に失敗した青年が、街で見かけたパンレットの表紙の女性に惹かれて、林業研修生に応募する。 山奥の村に長澤まさみ、優香、西田尚美がいるなんて、ちょっと美人が多すぎるんじゃないかと軽いツッコミを入れたくなるが、まぁそこは映画なので。…

「夏の終り」 2013

★★★☆☆ 妻子ある男と長年暮らす女の前に、かつて付き合っていた男が現れる。 断片的なシーンが続き、登場人物たちはぼそぼそと語り、なかなか状況が読み取れなかったが、次第に彼らの置かれた状況が浮かび上がってくる。 いつまでも続けられるわけない関係を…

「キスキス、バンバン -L.A.的殺人事件」 2005

★★★☆☆ ひょんなことから役者のオーディションに受かってしまった泥棒が、役作りのために探偵と行動を共にするなかで、事件に巻き込まれていく。 序盤と事件の展開が分かりづらかった。無駄に台詞も多いし。恐らくジョークを詰め込んでいるのだろうが、セリフ…

「アフロ田中」 2012

★★★☆☆ 高校の同級生の友人達と、誰かが結婚する時は集まって互いの彼女を紹介し合おうという約束をするが、彼女がいない主人公は焦って恋人を探し始める。 どんなときもどこか自分を第三者の目で見ている独特な雰囲気を持つ主人公。彼女を作るにも逆算して細…

「ウォーリー」 2008

★★★☆☆ 汚染が進んだ地球から人類が脱出した後も、黙々と仕事を続けるロボットがある日、探査にやって来たロボットと出会う。 ロボットたちの物語ということで、ほぼセリフ無しで前半は展開されるが、それでもストーリーが理解できてしまうのがうまい。そして…

「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け」 2012

★★★★☆ 投資の失敗による負債を抱え、帳簿をごまかし自社を売却しようと焦る男が、もう一つの問題を抱えてしまう。 ゴッドファーザーを思い起こさせるような映画。裏の世界なら何とか乗り切ったといえるけど、表の世界なだけに何とも言えないもやもやが残る。…

「横道世之介」 2013

★★★★☆ 大学入学のために上京してきた若者が、様々な人と出会う。 1980年代が主な舞台だが、ファッションや髪型、街の雰囲気など当時の雰囲気をよく表現している。邦画でもちゃんとやろうと思えば出来るんだなと感心した。 主人公はどこか抜けているような、…

「蜘蛛巣城」 1957

★★★☆☆ 謀反を鎮圧した武将が、主君への報告に戻る途中で森で老婆に出会い、予言を聞く。 エンターテイメントというよりも心理描写を描いたサスペンスといった趣。旦那をそそのかし操る妻が怖い。怖気づき迷っている主人公に決意を促すように、妻が思わせぶり…

「アイアンマン」 2012

★★★☆☆ 軍需産業のトップの男が、アフガニスタンでテロリストに襲撃され、拉致されてしまう。 面白くはあったんだけど、よく考えると身内同士の戦いなんだよな。社内の権力争いのような印象で、ヒーロー感はあまりなかった。受け身の戦いでもあるし。とはいっ…

「ハミングバード」 2013

★★★★☆ 軍法会議を逃れてホームレス生活を送る男が、住人が長期不在のたまたま侵入した高級アパートに住み着くことになる。 よくある巨悪の組織と戦うわけではなく、身近な悪と戦うこぢんまりとしたスケールだが、それが逆にリアルでいい。ジェイソン・ステイ…

「リリイ・シュシュのすべて」 2001

★★★☆☆ イジメられている中学生は、あるミュージシャンの音楽を聞くことで日々をやり過ごしている。 田んぼが広がる田舎の美しい風景と、そこで繰り広げられる残酷な現実。同じ部活の仲間だった中学生たちがイジメにより関係が変化していく。そのきっかけは沖…

「ペコロスの母に会いに行く」 2013

★★★★☆ 認知症の症状を見せる母親をグループホームへ入れた息子は、時間を見つけてはグループホームを訪れるようになる。 グループホームに母親を預けに行くシーンが切ない。日中誰もいない家に1人残しておくよりも、施設で面倒を見てもらったほうが絶対にい…