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BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「バトルフロント」 2013

★★★☆☆ 亡き妻との娘と片田舎で暮らしていた元麻薬潜入捜査官に、かつて潜入した組織が襲いかかる。 ジェイソン・ステイサムが元麻薬潜入捜査官の割には、リスク管理が甘い。家に侵入されているのに、何をされたかちゃんと確認していないし、見られちゃまずい…

「台風クラブ」 1985

★★★☆☆ 中学生たちは、台風が接近した一夜を学校で過ごすことになる。 中学生くらいの年代は一番しんどい時代だ。もう子供ではなくなりつつあるが、大人でもない。大人は彼らを子供扱いしたり、時には大人扱いして、矛盾や不信感を生じさせる。広い世界に飛び…

「市民ケーン」 1941

★★★☆☆ 亡くなった大富豪が残した最期の言葉の謎を探るため、記者が関係者たちに取材を行う。 名作との呼び声高い作品だけに、事前にハードルを上げすぎてしまった。多分、ここで取り入れられた斬新な手法は、その後それをオマージュしたり、パクったりした作…

「ライトスタッフ」 1983

★★★☆☆ 飛行速度を競っていたテストパイロット達のもとに、宇宙飛行士募集の知らせが来る。 とりあえず長すぎ。途中で3時間近くあることに気づいて、心が折れそうになった。長い割には色々と描かれていないような気がする。宇宙飛行士同士の関係だったり、彼…

「LUCY/ルーシー」 2014

★★★★☆ 運び屋にされた女の腹部に埋め込まれた麻薬の袋が破れ、女の脳が覚醒する。 通常の人間の脳は10%しか活用されていないとされているが、フル活用されるとそんな風になるの?とちょっと疑問な気もするけど、まぁ映画自体は面白かった。 スカーレット・…

「トゥー・フォー・ザ・マネー」 2005

★★★☆☆ 怪我のためNFL選手への夢を絶たれた男は、スポーツ勝敗予想の才能を買われて、スポーツ情報会社にスカウトされる。 主人公は元々プロも目指せる選手だったから勝敗予想はそれなりにできるっていうのは、何となく分かるのだけど、的中率がそこまで高い…

「キング・オブ・コメディ」 1983

★★★★☆ 人気コメディアンとのコネをきっかけに、なんとかスターになろうとする男。 タイトル的に長い下積みの末、才能が開花してスターになる、みたいな成功物語を予想していたんだけど、全然違った。斜め上の展開。 人気コメディアンに憧れ、その姿を真似る…

「スリー・キングス」 1999

★★★★☆ 湾岸戦争終戦直後、米軍の兵士が投降したイラク兵から地図を入手する。 勝利の高揚感の中、アメリカ万歳的な陽気な雰囲気で始まり、そのまま、ちょっとしたアドベンチャー感覚の金塊探しがスタート。しかし、次第に能天気さは影を潜め、シリアスな気分…

「サンセット大通り」 1950

★★★☆☆ 金に困った売れない脚本家が、かつてのスターで、今は世間に忘れられた女優と出会う。 忘れ去られた大女優って言っても、まだ50で結構若い。無声映画からトーキーへの切り替わりで、消えていった女優ということなんだろうか。しかしいつの時代も昔は良…

「ソナチネ」 1993

★★★★☆ 組織で疎まれれていた組長が、沖縄の抗争の応援に組員たちとともに駆り出される。 久しぶりに見たら、大杉漣や寺島進といったパイプレーヤーたちが若い。もう25年も前の作品だから当然か。 無邪気に花火やったり海辺で戯れたりと、ヤクザのおじさんた…

「影武者」 1980

★★★☆☆ 武田信玄の死を秘すため、影武者が置かれる。 エンターテイメント要素は薄いが、合戦の映像は迫力がある。一人ひとりの戦いというよりは集団のぶつかり合い。鎧で馬に乗り、幟をはためかせる武者の集団は格好いい。ジョージ・ルーカスがスターウォーズ…

「晩春」 1949

★★★★★ 年頃を過ぎても嫁に行かない一人娘を気にかける父親。 原節子がいつもニコニコ、というよりニヤニヤしているだけに、怒るとめちゃくちゃ怖く見える。ただ怒っているだけではなくて、それ以上の尋常じゃない何かがあるような。凄みがある。 この時代の…

「武士の献立」 2013

★★☆☆☆ 料理の得意な女中の女が、包丁侍の嫁となる。 タイトルとは裏腹に、さほど料理に重きを置いている感じはなく、加賀騒動におけるある武士とその嫁の話といった感じ。とはいえそちらも中途半端感が残る。 プロが手際よく料理しているシーンは結構好きな…

「her/世界でひとつの彼女」 2013

★★★★☆ 妻と別れ、虚ろな日々を過ごす男が、人工知能を持ったOSと恋に落ちる。 近未来の話でその世界観が、夢のような未来ではなく、ありそうなくらいの未来で面白い。人は皆スマホのようなものを持っていて、画面タッチでなく、音声でメールを送ったりする。…

「最強のふたり」 2011

★★★★☆ 身体麻痺の障害を持つ富豪の介護人の採用面接に、失業保険をもらうための求職実績を得るためだけの黒人男性がやって来る。 黒人と白人、金持ちと貧乏、健常者と身障者など様々な対比があって、あまり交わることのなかったそれらが交わることで面白いド…

「ワルキューレ」 2008

★★★☆☆ 第2次大戦で敗色濃厚の母国ドイツを救うために、大佐がヒトラー暗殺計画をたてる。 ドイツで大戦中にこんな事件があったとは知らなかった。独裁政権下なので盤石だと思っていたのに、意外と際どい状況だったんだな。それまでにも何度かあったようで、…

「運命じゃない人」 2005

★★★★☆ 恋人との別れを引きずる男が、幼馴染にレストランに呼び出される。 時系列を入れ替えて展開していく。結構面白かったんだけど、昼から翌朝にかけての短い期間の話なので、最後三回目の時間を巻き戻しての展開はちょっと飽きた。 でもなかなか話がよく…

「プラネット・テラー in グラインドハウス」 2007

★★★★☆ ゾンビが大量に発生した町で、バーベキューレストランに集まったグループが脱出を図る。 スプラッター映画は得意じゃないので、慣れるまでは結構きつかった。人間からゾンビになる過程を見てしまうときついんだけど、最初からゾンビの場合は割合平気で…

「紙の月」 2014

★★★☆☆ 銀行に勤める女が、顧客から預かった金を横領し、男に貢ぐようになる。 時々ニュースで見る横領事件の犯人の気持ちが良くわかる。ニュースで見るとよく何億も盗れるな、と思うんだけど、実際は小さな出来事の積み重ね。些細なことからスタートし、段々…

「アウトロー」 2012

★★★★☆ 逮捕された無差別殺人の容疑者を捜査する刑事の前に、一人の男が現れる。 相変わらずパーフェクトなトム・クルーズ。彼は普通のおじさんの役とかやるつもりはないんだろうか。たしかにサマになっているんだけど、いい加減違う役を観たい気もする。 そ…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」 2015

★★★☆☆ お金アレルギーの男がお金を使わず生きるため、限界集落寸前の村に移住する。 「ジヌ」ってそういうことか。これ東北の人はすぐにピンとくるんだろうか。 序盤からギャグが満載でめちゃくちゃ面白い。片桐はいりが意味なくハーレー乗ってるライダーで…

「ブロークバック・マウンテン」 2005

★★★☆☆ 季節労働で働く二人の男が一線を越える。 ゲイの映画なんだけど、二人共普通に結婚しているし、なんでそっちの道にいったのか良くわからないところはある。大自然の中で、二人きりで、という特別な環境にいたとしても。 しかし、相手が男だと奥さんに…

「百円の恋」 2014

★★★★☆ 引きこもっていた女が家族とのいざこざから、家を出てアルバイトを始める。 このタイトルから想像がつかなかったボクシング映画。安藤サクラの突然のキレッキレの動きに驚いてしまった。しかし、ボクシング映画をみると条件反射的に「ロッキー」を思い…

「SOMEWHERE」 2010

★★★★☆ ホテルで暮らす映画スターが、前妻との娘をしばらく預かることになる。 劇的なことは起こらず、淡々と描かれていく。というか、いろいろな事は起こるが、主人公に感情の起伏が見られないといったところか。 スターとかになると、刺激的な出来事も日常…

「円卓」 2014

★★★☆☆ 大家族の末っ子の少女が様々な経験を通して成長する。 ほとんど関西弁の芦田愛菜の可愛さだけで突き進んでいるような映画。その他の子役たちもそれなりに演技がうまかったけど。 どこか話が散漫で焦点が定まらないような感じで、まぁなんとなく言いた…

「世界にひとつのプレイブック」 2012

★★★☆☆ 妻の不倫相手に暴行し、精神病院に入院していた男が退院し、別れた妻とよりを戻そうとする。 序盤はウディ・アレンの映画のような早口でまくし立てる展開で戸惑ったが、次第に慣れてきた。しかしアメリカは犯罪を犯した精神病の人間に対しての対策がし…

「色即ぜねれいしょん」 2009

★★★★☆ 不良にも優等生にもなれない文化系の高校生が、夏休みに隠岐の島のユースホステルに向かう。 ここに出てくる大人たちが皆魅力的だ。全然勉強は教えてくれないが女や音楽のことを教えてくれる家庭教師や、規律違反の主人公たちに酒を飲ますユースホステ…

「ミュンヘン」 2005

★★★★☆ ミュンヘンオリンピック事件で自国選手を殺害されたイスラエルは、報復としてテロの首謀者たちを暗殺するチームを組織する。 ミュンヘンオリンピック事件自体を描くのかと思っていたら、その後を描く映画だった。しかし、11人の暗殺を描くって、あんま…

「愛のむきだし」 2009

★★★☆☆ クリスチャンの家庭に育つも、神父である父親との問題で非行に走る高校生が一人の女子高生と出会う。 実話を基にしているというが、どのあたりまでが実話なんだろうか。まぁそれはいいとして、とにかく長い。4時間弱あって、面白くないわけでもないの…

「凶悪」 2013

★★★★☆ 雑誌編集部に、死刑判決を受け控訴中の男から手紙が届く。 ピエール瀧とリリー・フランキーが生き生きとしているように見えるのは、気のせいだろうか。演技とは分かっているけども。 ピエール瀧演じる男のような人間は、たしかに怖いけど、遅かれ早か…

「マネーボール」 2011

★★★★☆ 中心選手が移籍し、選手獲得の予算もない状況で新シーズンを戦うことになるアスレチックスのGMが、独自の選手評価システムを導入する。 ドラフト一位で獲得した選手でも、必ずしも一流の結果を残すことでは無いということを考えると、確かにスカウトの…

「ノーカントリー」 2007

★★★☆☆ 多数の死体が転がるドラッグの取引現場跡を見つけ、そこで大金を持ち出した男が、殺し屋に追われる。 冒頭の保安官が、ナレーションの主だと思わせておいて、すぐに殺されてしまうのが面白い。こんな風に所々に小憎たらしいシーンがあってニヤリとして…

「カリスマ」 1999

★★★☆☆ 人質籠城事件で、犯人と人質共に死なせてしまった刑事が、森に向かう。 正直、よく分からなかった。寓話的というか、暗示的というか。人がそれぞれの目的のために生きれば、衝突は避けられず、最終的には皆死んでしまう。なので、犯人と人質が共に死ん…

「フィッシュストーリー」 2009

★★★☆☆ 巨大彗星の地球衝突が目前の、人類滅亡が迫る日、中古レコード屋で客に一枚のレコードを紹介される。 音楽が重要な役割を果たす物語で、どんな感じの音楽になっているのかと思ったら、そんなに悪くなかった。凄い良いわけではないけど、全然駄目って感…

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 2011

★★★☆☆ 指令によりクレムリンに侵入したイーサン・ハントは、別組織が行った爆破に巻き込まれ、テロリストとして追われることになる。 前回同様、スパイチームの活躍を描く。ただそのメンバー構成に難があったかな。サイモン・ペッグ演じるコメディ担当がちょ…

「M:i:III」 2006

★★★★☆ 引退し教官となっていたイーサン・ハントのもとに、捕らえられたかつての教え子の救出の要請が入る。 中盤でダレることなく、序盤から最後まで息をつかせぬ展開で持っていくのはすごい。物語のキーとなる”ラビットフット”について、中途半端な情報をち…

「ポテチ」 2012

★★★★☆ 空き巣に入ったプロ野球選手の家で、かかってきた電話が気になる男女。 冒頭のニュートンの話、映像だときついなぁと思ったけど、その後はそんなこともなく。濱田岳のあの容貌と意外性のある声のトーンが、どこか現実離れした話にしっくり来るのかもし…

「アルゴ」 2012

★★★★☆ イランでの米国大使館占拠事件発生時に人質になるのを免れ、イラン国内で潜伏するアメリカ人6人を救出するため、映画撮影を装う作戦が決行される。 この事件の元々の元凶はアメリカなわけだけど、一つの国を無茶苦茶にするとかよくできるな。戦争中と…

「クローバーフィールド/HAKAISHA」 2008

★★★☆☆ 海外赴任のお別れパーティーの開催中に、突然正体不明の怪獣に街が襲撃される。 エンディングの曲がどことなくゴジラっぽい。ゴジラ的なものに襲われた時、個人とか小集団の視点から見ればこんな感じだろうな、といういわゆるモキュメンタリー。しかし…

「キック・アス」 2010

★★★★☆ アメコミ好きの普通の高校生が、ヒーローの扮装をして町に出る。 タイトルはキック・アスだけど、メインはどう考えてもヒット・ガール。訓練を受けて強いんだけど、平気な顔して敵を倒していくのではなく、不安や恐れを顔に出す所がいい。可愛らしい。…

「ソーシャル・ネットワーク」 2010

★★★★☆ 創業者マーク・ザッカーバーグに起こされた訴訟と、フェイスブックの歴史を振り返る。 しかし、スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツといい、IT業界の大物はまともじゃない人間ばかりだ。だから巨大な企業を作り上げる事ができたのだろうけど。ザッカー…

「トランスフォーマー」 2007

★★★☆☆ 地球にやって来た金属生命体同士の戦い。 ロボット物だけど人間が乗り込むタイプじゃなくて、生命を持ったロボット。なので、感情移入が難しかった。 ロボットが自己犠牲の精神を発揮しても、殺られても、まぁ機械だし・・・としか思えなかった。そも…

「イングロリアス・バスターズ」 2009

★★★★☆ ナチス占領下のドイツ・フランスに送り込まれたアメリカの部隊が、ナチス打倒を目論む。 相変わらずのグロい描写が多いが、映画自体は緊張感もあり、笑いもあり、面白かった。しかし、ナチス政権下でのちょっとした出来事を描くものとばかり思っていた…

「ラストスタンド」 2013

★★★★☆ 軍隊並みの組織を動員して逃走する麻薬王の脱獄囚を、辺境の田舎町の保安官が迎え撃つ。 銃撃戦あり、カーアクションあり、笑いありで、西部劇のような趣もあり、アクション映画として十分楽しめる、シュワルツェネッガーの知事退任後の初主演作。 も…

「幸せへのキセキ」 2011

★★★★☆ 妻を亡くし失意に沈む男が、休園中の動物園に子供二人を連れて移り住み、動物園再開に取り組む。 自身もまだ悲しみを乗り越えられていないのに、母親を失った子供の心のケアもしなきゃいけないっていうのは、結構つらい状況だ。本来は、人の心配なんて…

「グランド・ブダペスト・ホテル」 2014

★★★★☆ シーズンオフのかつての豪華ホテルで、作家がオーナーから思い出を聞く。 豪華な出演陣。ほとんどチョイ役みたいな扱いなのに、それぞれが存在感を出している。久々にハーヴェイ・カイテルを見た気がする。 皆至って真面目なんだけど、何処か変でなん…

「渇き。」 2014

★★☆☆☆ 元妻から、行方不明になった娘の捜索を頼まれた元刑事の男。 監督が才能もセンスもあるのは伝わってくるんだけど、やりたいこと全部詰め込みすぎでうるさい。もう少し抑えてくれないと。役者陣もノリノリで演じているのが伝わってきて、何よりなんだけ…

「摩天楼を夢みて」 1992

★★★★☆ 不況下の不動産屋のセールスマンたちは、突然訪れた本社の幹部に、売上成績下位の者はクビにすると告げられる。 ほぼ、女性が登場しない男臭い物語。しかも原作が戯曲だからか、ほとんど場面転換がなく、それが男臭さを濃密なものにしている。 しかし…

「天才マックスの世界」 1998

★★★★☆ いくつものクラブに属すために学業が疎かになり、落第を繰り返す生徒が、学園の美人教師と恋に落ちる。 簡単なあらすじを書いてしまうと凡庸だが、実際は全然普通じゃない雰囲気が流れている。友人は、かなり年下の少年と、同級生の父親で同年代じゃな…

「第9地区」 2009

★★★★☆ 宇宙船が故障して居住区に暮らす宇宙人たちを、別の居住区へ移す任務の現場責任者となった男。 宇宙人がこういう扱いの映画っていうのも珍しい。それもアフリカなので意味深だ。そして、アフリカならではの無秩序な集団や、呪術的な怪しさ、裏で企む国…