ノンフィクション
★★★★☆ わずか110ページで、イラストや図も多く用いられており、簡単に読み終えることができる。内容もタイトル通り、中高生でも分かるようなやさしい内容となっている。というよりも、最後に父兄や教師にあてた文章があることから、中高生に向けた本なのかも…
★★★★☆ 内容 映画「男はつらいよ」シリーズの舞台を巡る紀行文。 感想 「男はつらいよ」の人気は、渥美清演じる主人公、車寅次郎の魅力が勿論大きいのだが、彼が旅する日本各地の風景が見られることも大きな要素となっている。今ではあまり見ることのできなく…
★★★★☆ 感想 こういう類の本はたくさんあるが、この本はモデルのようなキラキラとした生活をしたいとか、ナチュラル系の雑誌のような季節を感じる手間ひまかけた生活を楽しみたいとか、そういうのではなく、そんなのどうでもいいから最低限のことはなんとかや…
★★★★☆ 内容 一つではなく複数の視点を持つことにより多面的に物事を捉え、常識にとらわれない考え方を身につける。 感想 本の読み方、文章の書き方、複眼思考の方法、そしてそのコツ、と順を追って説明されており、わかりやすい構成になっている。読書の方法…
★★☆☆☆ 内容 評価に関する様々なエピソードがまとめられた本。 感想 マフィアが悪名を轟かせ、他の業者の参入を排除し事業を独占していたが、あまりにも皆が恐れて誰も挑んでこないので、マフィアがあくどいことをする機会がなくなり、彼ら自身もすっかり落ち…
★★★★☆ 内容 立教大でゼミ生と先生という関係だった三人による映画談義。 感想 鼎談当時の映画をきっかけにしながら、古今東西の映画の名前が次々と挙げられていく。ほとんどが見たことない映画だが、彼らの話を聞いているとどれも観なきゃいけない気になって…
★★★☆☆ 内容 弱点をなくそうとするのではなく、自分の強みを伸ばすことで人生を切り開いていくことを説く。 感想 自分や他人を評価する時、とかく人は弱点を気にしがちだ。あれは良いけどここが駄目なのが問題だ、というように。だから弱みをなくそうと人は努…
★★★☆☆ 内容 階層社会学を提起した著者による、階層社会に見られる法則の解説。 ピーターの法則 - Wikipedia 感想 世の中に無能な人が多くいるように見えるのは、人は無能になるまで昇進を続けるからだ。有能に仕事をこなしていると昇進し、無能だと昇進しな…
★★☆☆☆ 内容 現実世界では起きているのに従来の経済学の理論では説明できない事象について考察する。2017年にノーベル経済学賞を受賞した著者による本。1998年に出版された「市場と感情の経済学 「勝者の呪い」はなぜ起こるのか」を改題。 感想 元々は経済学…
★★★☆☆ 内容 人々の決断を左右している見えない影響力、「社会的影響力」について、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの准教授である著者が解き明かす。 感想 私たちの決断は、九九.九%までが他人によって方向づけられており、むしろ他人の影響を受け…
★★★★☆ 内容 スタンフォード大学医学部精神科教授で、同大学の睡眠生体リズム研究所の所長による最新の医学的根拠に基づく最高の睡眠を手に入れる方法。 ちなみに著者は寝具の「エアウィーヴ」の開発研究にも携わったようだ。 エアウィーヴ スマート 025 高反…
★★★★☆ シングルタスクの効用を説いた本。 電話にテレビにメールにSNSにと、現代は様々な情報が個人の生活に勝手に入りこんでくる社会である。そんな状況に置かれるとついついそれぞれの情報に反応してしまい、いつの間にか同時進行で様々なことをやってしま…
★★★☆☆ 内容 認知心理学者によるスマート・シンキングをする方法の紹介。 感想 どのような独創的な思考法を紹介してくれるのか、と期待して読み始めると、肩透かしを食らう。著者によるスマート・シンキングの定義は下記の通りだ。 スマート・シンキングとは…
★★★★☆ 内容 行動経済学者を生み出した二人の心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの足跡を追う。「マネー・ボール」の著者による本。 感想 まず最初に興味をひかれるのは、彼らの出自であるユダヤ人、イスラエル人という人たちだ。特に…
★★★★☆ 内容 インテルの創業者二人が最初に迎え入れた社員であり、後に社長・CEO・会長を歴任した著者による経営管理に関する本。 感想 著者は、マネージャーの仕事とは、自分の組織、自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプットを高めることだと定義してい…
★★★☆☆ 内容 いまや巨大企業へと変貌を遂げたAirbnb(エアビーアンドビー)の創業から現在に至る物語。 感想 使っていない部屋や自分が不在のときに他人に部屋を貸す、というエアビーアンドビーのアイデアは、元々斬新で特別なアイデアだったわけでもなく、注目…
★★★★☆ 内容 組織心理学者による「与える人」が大きな成功を収めている理由やその方法の紹介。 感想 世の中の様々な関係はギブ&テイクで成り立っている。何かをしてもらったらお返しに何かをしてあげる、互いに持ちつ持たれつで助け合っている。しかしそんな…
★★★★☆ 内容 ジャーナリストとして戦争や迫害、貧困など不幸に見舞われた国々を取材してきた著者が、あまり報道されることのない幸せに着目し、その観点から各国を取材する。 感想 著者が訪れる国々は様々だ。幸福度調査でポイントが高かったアイスランドやス…
★★★☆☆ 内容 ポジティブ心理学者がウェブサイトに寄稿した記事をまとめたもの。 感想 そもそも「ポジティブ心理学」とは何か? ポジティブ心理学とは、人生においてよい方向に向かうことについて科学的に研究する学問である。 p171 ということのようだ。もと…
★★★☆☆ 内容 「ハーバード流交渉術」をロジャー・フィッシャーと共に著した著者による、ブレない交渉を行うための方法。 感想 交渉術のマニュアルに沿って交渉を行ってもどうも上手くいかない、win-winの関係を築こうとしているのに気がつくとwin-loseの結果…
★★★☆☆ 内容 人びとが幸せな人生を送るために必要なのは、IQの高さではなく、心の知能指数であるEQである。 感想 社会に出て数年も過ごせば、世の中でうまいことやるために必要なのはどうやら勉強が出来るとか仕事ができるということじゃないな、ということに…
★★★☆☆ 内容 かつてその時代の最先端として行われていた酷い医療行為の歴史。 感想 古代から中世の動物の血や内蔵を塗ったり占星術を利用する等といった、いわゆる「おまじない」のような医療は、昔のことだからと微笑ましい気分で読んでいられるのだが、時代…
★★★☆☆ 内容 デザイン思考を取り入れた人生設計の方法。スタンフォード大学の人気講座「Designing Your Life」で教える二人による著書。 Stanford Life Design Lab 感想 幸せとは何か?と問われるとなかなか難しい。誰かにとっては幸せでも、自分にとっては幸…
★★★★☆ 内容 多くの人にとってはどんな人がいて何をやっているのか、まったく想像もできない東京藝大の実態を探る。 感想 芸大には変なことをやる突き抜けた人達がいるので、そんな人達を取材した内容かと思ったらそうではなく、芸大の様々な学科に通う人たち…
★★☆☆☆ 内容 数分ごとにスマホの画面を見ないと落ち着かなくなってしまうように、世の中には情報が溢れ、現代では人びとが集中することが難しい環境に置かれている。そのような中でどのように集中力を保つか、何にフォーカスを当てるべきか、などについて説明…
★★★★☆ 内容 組織心理学者の著者による、誰もが「オリジナル」になれる方法。 感想 独創的な事を成し遂げてきた人びとをみると、とてつもない才能を持ち圧倒的な自信を持った、自分とは違う種類の人びとだとつい思ってしまう。しかし彼らも自分たちと同じよう…
★★★☆☆ 内容 何を買うにも現代では様々な選択肢がある。選択肢が豊富なのは良いことのはずなのに、どうしていつも選んだ後にかすかな不満や後悔を抱えてしまうのか。その理由を心理学者が解き明かす。 感想 何かを選ぶということは、それ以外の選択肢を切り捨…
★★★★☆ 内容 2012年に発覚した尼崎連続変死事件に関する周辺取材。 尼崎事件 - Wikipedia 感想 とにかく事件の人間関係を把握するのが大変で、何度も相関図を眺めることになる。ただ段々と分かってくるのは、犯人がターゲットにしたのはその殆どが、犯人のグ…
★★★☆☆ 内容 体に良いとされているものの良くない情報、体に良くないとされているものの良い情報を紹介する。 感想 貧乏ゆすりは体に良いとか、静的ストレッチは運動能力を一時的に低下させるとか、色々と面白いデータが紹介されている。中でも笑えるのはこれ…
★★☆☆☆ 内容 近年注目されるようになった、成功するために重要な要素、「グリット(GRIT)」について書かれた本。 感想 著者は広告代理店を共同で創業した二人の女性。なので科学的な話というよりも、グリットの実例を集めた自己啓発的な内容となっている。 ま…