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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

映画

「カリスマ」 1999

★★★☆☆ 人質籠城事件で、犯人と人質共に死なせてしまった刑事が、森に向かう。 正直、よく分からなかった。寓話的というか、暗示的というか。人がそれぞれの目的のために生きれば、衝突は避けられず、最終的には皆死んでしまう。なので、犯人と人質が共に死ん…

「フィッシュストーリー」 2009

★★★☆☆ 巨大彗星の地球衝突が目前の、人類滅亡が迫る日、中古レコード屋で客に一枚のレコードを紹介される。 音楽が重要な役割を果たす物語で、どんな感じの音楽になっているのかと思ったら、そんなに悪くなかった。凄い良いわけではないけど、全然駄目って感…

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 2011

★★★☆☆ 指令によりクレムリンに侵入したイーサン・ハントは、別組織が行った爆破に巻き込まれ、テロリストとして追われることになる。 前回同様、スパイチームの活躍を描く。ただそのメンバー構成に難があったかな。サイモン・ペッグ演じるコメディ担当がちょ…

「M:i:III」 2006

★★★★☆ 引退し教官となっていたイーサン・ハントのもとに、捕らえられたかつての教え子の救出の要請が入る。 中盤でダレることなく、序盤から最後まで息をつかせぬ展開で持っていくのはすごい。物語のキーとなる”ラビットフット”について、中途半端な情報をち…

「ポテチ」 2012

★★★★☆ 空き巣に入ったプロ野球選手の家で、かかってきた電話が気になる男女。 冒頭のニュートンの話、映像だときついなぁと思ったけど、その後はそんなこともなく。濱田岳のあの容貌と意外性のある声のトーンが、どこか現実離れした話にしっくり来るのかもし…

「アルゴ」 2012

★★★★☆ イランでの米国大使館占拠事件発生時に人質になるのを免れ、イラン国内で潜伏するアメリカ人6人を救出するため、映画撮影を装う作戦が決行される。 この事件の元々の元凶はアメリカなわけだけど、一つの国を無茶苦茶にするとかよくできるな。戦争中と…

「クローバーフィールド/HAKAISHA」 2008

★★★☆☆ 海外赴任のお別れパーティーの開催中に、突然正体不明の怪獣に街が襲撃される。 エンディングの曲がどことなくゴジラっぽい。ゴジラ的なものに襲われた時、個人とか小集団の視点から見ればこんな感じだろうな、といういわゆるモキュメンタリー。しかし…

「キック・アス」 2010

★★★★☆ アメコミ好きの普通の高校生が、ヒーローの扮装をして町に出る。 タイトルはキック・アスだけど、メインはどう考えてもヒット・ガール。訓練を受けて強いんだけど、平気な顔して敵を倒していくのではなく、不安や恐れを顔に出す所がいい。可愛らしい。…

「ソーシャル・ネットワーク」 2010

★★★★☆ 創業者マーク・ザッカーバーグに起こされた訴訟と、フェイスブックの歴史を振り返る。 しかし、スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツといい、IT業界の大物はまともじゃない人間ばかりだ。だから巨大な企業を作り上げる事ができたのだろうけど。ザッカー…

「トランスフォーマー」 2007

★★★☆☆ 地球にやって来た金属生命体同士の戦い。 ロボット物だけど人間が乗り込むタイプじゃなくて、生命を持ったロボット。なので、感情移入が難しかった。 ロボットが自己犠牲の精神を発揮しても、殺られても、まぁ機械だし・・・としか思えなかった。そも…

「イングロリアス・バスターズ」 2009

★★★★☆ ナチス占領下のドイツ・フランスに送り込まれたアメリカの部隊が、ナチス打倒を目論む。 相変わらずのグロい描写が多いが、映画自体は緊張感もあり、笑いもあり、面白かった。しかし、ナチス政権下でのちょっとした出来事を描くものとばかり思っていた…

「ラストスタンド」 2013

★★★★☆ 軍隊並みの組織を動員して逃走する麻薬王の脱獄囚を、辺境の田舎町の保安官が迎え撃つ。 銃撃戦あり、カーアクションあり、笑いありで、西部劇のような趣もあり、アクション映画として十分楽しめる、シュワルツェネッガーの知事退任後の初主演作。 も…

「幸せへのキセキ」 2011

★★★★☆ 妻を亡くし失意に沈む男が、休園中の動物園に子供二人を連れて移り住み、動物園再開に取り組む。 自身もまだ悲しみを乗り越えられていないのに、母親を失った子供の心のケアもしなきゃいけないっていうのは、結構つらい状況だ。本来は、人の心配なんて…

「グランド・ブダペスト・ホテル」 2014

★★★★☆ シーズンオフのかつての豪華ホテルで、作家がオーナーから思い出を聞く。 豪華な出演陣。ほとんどチョイ役みたいな扱いなのに、それぞれが存在感を出している。久々にハーヴェイ・カイテルを見た気がする。 皆至って真面目なんだけど、何処か変でなん…

「渇き。」 2014

★★☆☆☆ 元妻から、行方不明になった娘の捜索を頼まれた元刑事の男。 監督が才能もセンスもあるのは伝わってくるんだけど、やりたいこと全部詰め込みすぎでうるさい。もう少し抑えてくれないと。役者陣もノリノリで演じているのが伝わってきて、何よりなんだけ…

「摩天楼を夢みて」 1992

★★★★☆ 不況下の不動産屋のセールスマンたちは、突然訪れた本社の幹部に、売上成績下位の者はクビにすると告げられる。 ほぼ、女性が登場しない男臭い物語。しかも原作が戯曲だからか、ほとんど場面転換がなく、それが男臭さを濃密なものにしている。 しかし…

「天才マックスの世界」 1998

★★★★☆ いくつものクラブに属すために学業が疎かになり、落第を繰り返す生徒が、学園の美人教師と恋に落ちる。 簡単なあらすじを書いてしまうと凡庸だが、実際は全然普通じゃない雰囲気が流れている。友人は、かなり年下の少年と、同級生の父親で同年代じゃな…

「第9地区」 2009

★★★★☆ 宇宙船が故障して居住区に暮らす宇宙人たちを、別の居住区へ移す任務の現場責任者となった男。 宇宙人がこういう扱いの映画っていうのも珍しい。それもアフリカなので意味深だ。そして、アフリカならではの無秩序な集団や、呪術的な怪しさ、裏で企む国…

「ワイルドカード」 2015

★★★☆☆ 監督 サイモン・ウェスト ラスベガスで用心棒をする男が、何者かに暴行された元恋人に復讐の依頼をされる。 このままではいけないと思いながらも、惰性で生き続ける男。ある事件と、ある男との出会いをきっかけに、抜け出す決意を固める。っていうのが…

「リンカーン」 2012

★★★★☆ 監督/製作 bookcites.hatenadiary.com 南北戦争にも終戦の兆しが見え、終戦後に黒人奴隷開放の機運が静まることを恐れた大統領リンカーンは、奴隷制廃止を定める憲法の修正条項法案の成立を急ぐ。 アメリカの奴隷解放の動きが、純粋な人権問題として…

「噂のギャンブラー」 2012

★★☆☆☆ 監督 スティーブン・フリアーズ 田舎で出張ダンサーをしていた女が、人生を変えるためにラスベガスで職を探す。 なんだか全てが中途半端な描き方。主人公とブルース・ウィリスの二人の間になんでそんな強い絆があるのか見えないし、主人公とジョシュア…

「リボルバー」 2005

★★☆☆☆ 刑務所でペテンの技術を身に付けた男が、出所して復讐のために動き出す。 途中まで面白くなりそうだったのになぁ。だんだんわけの分からない感じになっていってしまった。狙っているんだろうけど。 こういう物議を醸したり、議論を呼びたい意味深な映…

「苦役列車」 2012

★★★★☆ 一家離散し中学卒業後、日雇いで日々を暮らす男が、仕事先で同年代の男に話しかけられ仲良くなる。 主人公の人との距離感がうまく取れない感じが切ない。中卒というコンプレックスがあるし、父親が性犯罪者だという負い目があり、どうせろくな人間にな…

「ローグ アサシン」 2007

★★★☆☆ 監督 フィリップ・G・アトウェル ヤクザとチャイニーズマフィアの抗争に巻き込まれ、相棒を失ったFBI捜査官。 ヤクザが出てくるということでジェイソン・ステイサムの日本語を聞くことができるのだけど下手だなぁ。アクセントを文の頭においているので…

「エクスペンダブルズ」 2010

★★★★☆ 監督/脚本/出演 シルヴェスター・スタローン 独裁者の陰でCIAが暗躍する小さな島に、傭兵軍団が乗り込む。 とりあえず出演者を見るだけで満足できる顔ぶれ。かつてのアクションスターたちがお得に詰め合わされている。こうなってくると緻密なストー…

「闇金ウシジマくん」 2012

★★★☆☆ 成り上がりを目指すイベントサークルの代表と出会いカフェで生活費を稼ぐ女。 金にまつわる人間模様を描いていて、意外とウシジマくんは何もしていない。彼らを説明している解説者のような存在。そして最後に彼らを懲らしめる。相手が誰であろうと公平…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 2015

★★★★☆ 監督/脚本/製作 ジョージ・ミラー 核戦争後の世界をさまよう男がふとしたきっかけで、独裁者の搾取から逃亡を図る女たちと行動をともにするようになる。 とりあえずこの仕上がってる世界観がすごい。v8エンジンを崇めたり、ギターで轟音をかき鳴ら…

「キラー・エリート」 2011

★★★☆☆ 監督 ゲイリー・マッケンドリー 足を洗った殺し屋のもとに、人質となった元相棒の写真が届く。 殺し屋対SASの戦いなんだけど、あまりSASの凄さが伝わってこなかった。それとも知らないだけで周知の事実ってことなのか。にしてもそんなに手強くなかった…

「127時間」 2010

★★★★☆ 監督・脚本・製作 ダニー・ボイル 誰にも行先を告げずに渓谷にトレッキングに出かけた男が事故に遭う。 序盤の大自然、雄大な景色、開放的な女子でやっぱ自然はいいよな、人間らしくなれる、なんて思わせておいてから、絶望に突き落とすスタイル。ショ…

「ディパーテッド」 2006

★★★★☆ 監督・製作 マーティン・スコセッシ 警察に潜入したマフィアのスパイと、マフィアに潜入した警察のスパイ。 香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクだけど、本家はもっと緊張感があったような気する。スパイであることを疑われないようにするこ…

「グロリア」 1980

★★★☆☆ 監督/脚本 ジョン・カサヴェテス マフィアを裏切り一家の命を狙われる男の妻から子どもを託された女。 とりあえずジーナ・ローランズの配役が成功している。ちょうどいい年齢。これより年上でも年下でも違う要素が入ってきてしまう。若くはないけどま…

「アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち」 2011

★★★☆☆ 監督・脚本 サム・レヴィンソン 問題を抱えた息子二人を連れて、前夫との間の息子の結婚式に向かう女。 みんながみんな自分に必死で、相手を想いやれなかったり、想いやりすぎたり。バランスをとるのはいつも難しい。しかしアメリカ人は社交的であろう…

「超高速!参勤交代」 2014

★★☆☆☆ 監督 本木克英 参勤交代から戻ったばかりの貧しい小藩が5日以内に再度江戸への参勤を命ぜられる。 超高速と言いながらもあんまり切迫した様子がなかったのが腑に落ちないんだけど、そんな中で西村雅彦が一人で頑張ってコメディにしていた。 終盤が近づ…

「英雄の証明」 2012

★★★☆☆ 監督/製作/出演 レイフ・ファインズ シェイクスピアの悲劇「コリオレイナス」を原作に舞台を現代に置き換えた作品。誇り高い将軍がその傲慢さのために民衆から追放される。 シェークスピアの戯曲のセリフをほぼそのまま使っているようで、現代劇なの…

「リード・マイ・リップス」 2001

★★★★☆ 監督/脚本 ジャック・オーディアール 土地開発会社で働く難聴のため読唇術ができる女性が、アシスタントとして男を雇う。 何度か官能的な方向に向かうのか、と思わせながら踏みとどまってサスペンスが進行していく。女の掴んだチャンスは逃さない、み…

「人生はビギナーズ」 2011

★★★★☆ 監督/脚本 マイク・ミルズ 母の死後、ゲイである事をカミング・アウトした父親を看取った男が、一人の女性と出会う。 監督自身の体験をもとにしているらしいが、自分の父親がゲイであるなんてかなり衝撃的だろうな。そして色々考えて混乱しまう。じゃ…

「メカニック」 2011

★★★★☆ 監督 サイモン・ウェスト 任務で恩人を殺した殺し屋が、その息子を弟子として鍛え、ともに行動するようになる。 冒頭の完璧な暗殺で十分説得力はあるんだけど、もうちょっとジェイソン・ステイサムの殺し屋ぶりを見たかった。ドラマがなくても、いろん…

「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」 2005

★★★★☆ ミュージシャン、ジョニー・キャッシュの伝記。 こういう伝記ものって結末というか、晩年が悲しい感じになってしまうものが多いが、この映画ではハッピーエンド的結末で良かった。 ジョニー・キャッシュって名前ぐらいしか知らなかったけど、レパート…

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」 2007

★★★★☆ 無実の罪で捕らえられ、妻子と引き離された男が、復讐のためにロンドンに戻ってくる。 正直あまりティム・バートンのテイストって得意じゃないんだけど、この映画は面白かった。 結構えげつない残酷でグロテスクなシーンも多いのだが、ミュージカル形…

「SAFE/セイフ」 2012

★★★★☆ 監督/脚本 ボアズ・イェーキン 妻を殺され生きる気力を失っていた男が、天才的な数学能力を組織に利用され事件に巻き込まれた少女を救出するために動き出す。 ジェイソン・ステイサム、そんなに強いなら最初から暴れとけよ、って思わなくもないけど、…

「LOOPER/ルーパー」 2012

★★★★☆ 監督/脚本 ライアン・ジョンソン 30年後の未来から送られて来た人間を処刑する殺し屋のもとに未来の自分が送られてくる。 いわゆるタイムトラベルもので、この手のものはタイムパラドックスがどうとかでややこしくなりがちだけど、そういうものは存…

「シャンハイ」 2010

★★★☆☆ 監督 ミカエル・ハフストローム 上海で友人を殺されたアメリカ人がその犯人を追う。 映画の雰囲気としては悪くないけどストーリーはよく分からなかった。それぞれ思惑はあるが結局皆、愛を取ったってことか。 日本人がかなり悪者になっているけど、映…

「ウェルカム トゥ コリンウッド」 2003

★★★☆☆ 監督・脚本 アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ 終身刑の男から聞き出した儲け話を実行するために男たちが集結する。 あらすじ聞くとまるでオーシャンズ11みたいな話だが、この映画で集まる面々は見るからに駄目な人間たち。計画がことごとくうまく…

「蛇にピアス」 2008

★★★☆☆ 自分の舌をスプリットタンにするため、まずはピアスを開けた女は刺青にも興味を抱く。 これはR-15だわ、って内容。まぁこういう映画があってもいい。子供から大人まで楽しめる映画ばかりじゃつまらない。 映画は面白くはあったんだけどラストがいまい…

「言の葉の庭」 2013

★★★★☆ 雨の日は授業をサボって公園で過ごす男子高生が、一人の女性と出会う。 新海監督の作品を初めて観たけど、ジブリや細田作品と比べるとテンポが早く感じた。他だともう一拍置くような所でもシーンが切り替わる。監督のスタイルなのか短編作品だからか分…

「ソロモンの偽証 後篇・裁判」 2015

★★★☆☆ 監督 成島出 子どもたちの行う裁判にみんな真剣に付き合っているのがなんかリアリティがない。これを受け入れられないとこの映画はつらいかも。その裁判の結末も予想通り新たな事実が明るみになるというよくあるパターン。そんなムキになること無かっ…

「バケモノの子」 2015

★★★☆☆ 監督/脚本/原作 細田守 家を飛び出した子どもがバケモノの世界で生きる。 「おおかみこどもの雨と雪」との共通点。学びたいという学習意欲、そこで少女と出会う、ケモノ。監督はケモノ好きなんだろうか。 序盤の師匠と弟子の様子を描いたあたりは面…

「ソロモンの偽証 前篇・事件」 2015

★★★☆☆ 監督 成島出 自殺として処理された不審な中学生の死。事件にまつわる怪文書が関係者に送付される。 どう考えても自殺なんだよなぁと思ってるので、真相が知りたいとか言われてもあまりこっちは気分は盛り上がらない。しかし出てくる中学生役たちが何か…

「バトル・オブ・シリコンバレー」 1999

★★★☆☆ 監督 マーティン・バーク スティーブ・ジョブスとビル・ゲイツのPC隆盛期の物語。 スティーブ・ジョブスがヤバイ性格だっていうのは知っていたけど、ビル・ゲイツも相当だったんだな。やっぱりただの秀才だけじゃ大物にはなれない。えげつないことやハ…

「エイプリルフールズ」 2015

★★★☆☆ 幾つかの別の物語がつながっていく。けどその幾つかの物語が至って平凡な有りがちな話だったのが残念。面白かったのは寺島進の話ぐらい。ただそれらの話をまとめていく流れはなかなかうまく出来ていたと思う。 監督 石川淳一 出演 戸田恵梨香・松坂桃…