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BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「論理的思考と交渉のスキル」 2003

★★★★☆ 交渉のスキルの箇所でなるほどな、と思ったのは、勝手に相手に期待しない、という事。こちらは誠実に対応しているのだから相手もそうであるべきとか、これだけ論理的に筋道立てて説明しているのだから納得するべき、とか勝手に相手に期待してしまいが…

「悪の出世学 ヒトラー・スターリン・毛沢東」 2014

★★★☆☆ 登場する三人の頭角の表し方は三者三様で、結局こういうのは、運とか巡り合せとか、不確実な要素によるところが大きいんだなという印象。もちろん、みんな野心は強かったのだろうけど。だから今、世に溢れている成功談も鵜呑みにしちゃダメだな。 ただ…

「アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために」 1999

★★★★☆ 心理学というよりもまるで自己啓発の本のよう。自分の人生なんだから自分の住みよい世界で自分のために生きなければならない。当たり前のことなんだけど、実際は誰かや何かのせいにして、不満を抱えて生きている。 この本を読むと自由な気分にさせてく…

「もういちど生まれる」 2011

★★★★☆ 「桐島、部活やめるってよ」の大学生版のような。 無邪気な高校生とは違い、彼らはこの後続く人生を意識している。このぐらいから自分がどのような人生を歩むのかが見えてくる。みんな一緒だと思っていた高校生とは違い、それぞれの人生が。 bookcites…

「告白」 2005

★★★★☆ 自分は人とどこか違っていると違和感を感じ、皆と同じように出来ないことにコンプレックスを抱き、自分に言い訳しながらやけになって生きる。でもどこかで皆と同じように生きなければと思いつつも、もう手遅れだと後悔もしている。長い話で何と言って…

「ETF投資入門」 2010

★★★★☆ ETF上場投資信託って事は知っていたが、その仕組みはよく分からなった。市場でどのように基準価格を保てるのか、とか非上場信託の違い、とか。そのあたりはこれを読むことでよく分かった。 ただ、後半のアセットアロケーションの説明は相当雑。組み合…

「テキヤはどこからやってくるのか? 露店商いの近現代を辿る」 2014

★★☆☆☆ このタイトルに興味があったので手に取ってみたが、どちらかというと副題の方にページが割かれている。まぁ新書はメインタイトルで読者を釣って、副題で本の内容を伝えることが多いので仕方がないが。 個人的にはどこから来て、普段何をやっていて、ど…

「デザイン思考が世界を変える」 2009

★★★☆☆ 正直そんなに感心するような話はなかった。日本で言ったら”カイゼン”なのかな。それをモノづくりからではなく、デザイン側から見て全体のサービスも含めて思考していく。 おそらく日本人はものづくりという職人的な立場からものを考えるのは得意でも、…

「スピンク日記」 2011

★★★☆☆ 意識しているのだろうが「吾輩は猫である」のよう。この形式は動物の目線で物事を見るというだけではなく、自分がどう見えているかを客観視することでもあるんだな、と気付いた。自己分析とかに活用できそう。 吾輩は猫である 作者: 夏目漱石 発売日: …

「漁港の肉子ちゃん」 2011

★★★★☆ 肉子ちゃんて・・って、そのネーミングに若干引いてしまうが、いちいち人物描写しなくてもどんな容姿をしているか分かってしまうので、合理的ではある。 この肉子ちゃんのように深く考えずに楽しい時は全力で笑って、悲しい事には鈍感でいられたら人生…

「不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」」 2010

★★★★☆ 短期的な感情が、長期的に決定を支配するという話は興味深かった。冷静に合理的に判断できないまでも、せめて楽しい気分の時に心の広い決断をしたいものだ。 そう考えると、出来るだけ常に楽しい気分でいられるような環境に自分を置くことが必要だ。人…

「「超」整理法―情報検索と発想の新システム」 1993

★★★★☆ 最初の封筒を使ってのくだりは興味深い。パソコンについての話は今となっては全然役に立たないが、その思想は現在でも使える。20年でパソコンの世界はものすごい発展したんだと、この本の趣旨とは違うところで感心した。 まだパソコンが爆発的に普及・…

「哲学入門」 2014

★★★★☆ ちゃんと哲学に触れる機会もなかったので、哲学って孤高の立場で、言葉だけいじくりまわしているだけだって思っていたけど、随分と科学的な事に驚いた。科学の進化が哲学に影響を与えているなんて意外だった。 著者 戸田山和久 哲学入門 (ちくま新書) …

「祝福」 2010

★★★☆☆ 短編小説集と知らずに読み始めたので、油断して最初の短編を読み終わってしまっていた。 著者 bookcites.hatenadiary.com 祝福 (河出文庫) 作者: 長嶋有 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/01/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件)…

「物語 財閥の歴史」 2014

★★★☆☆ 開国して日本が世界と伍するためには、財閥のような存在が必要だった。そんな財閥にも紆余曲折があり、生き残るものもあり、消えてなくなってしまうものがあったと。 そしてその影響が、現在の日本企業の特殊性となっている。正直それがいい事なのか、…

「知的生活の方法」 1976

★★★★☆ 著者の知的生活の方法を綴ったものであって、読者にこうしろ、と勧めたものではない。なので、なるほどと思ったことは取り入れて、そうでないものは忘れてしまえばいい。 こういう知的好奇心を探求する生活っていうのは、歳をとればとるほど知識が増え…

「ほっこりミステリー」 2014

★★★☆☆ 確かに人は死なないけど、ほっこりとはしない。別にいい話に仕立てようとしなくてもいいのに。 著者 bookcites.hatenadiary.com 中山七里/柚月裕子/吉川英梨 ほっこりミステリー (宝島社文庫) 作者: 伊坂幸太郎,中山七里,柚月裕子,吉川英梨 出版社/…

「ゴランノスポン」 2011

★★★★☆ 最初の3作品ぐらいはすごいな、って思って読んでいたんだけど、以降はそんなにだった。ただ随所に光るものがあるのはさすが。タイトルは解説読んで成程と分かった。 著者 bookcites.hatenadiary.com ゴランノスポン (新潮文庫) 作者: 町田康 出版社/メ…

「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」 2010

★★★★☆ いいお話ではあるんだけど、いい話過ぎるというか。悪者が誰もいない。一人くらい嫌な奴がいないとおとぎ話みたいだ。 監督/脚本 錦織良成 出演 bookcites.hatenadiary.com 高島礼子/本仮屋ユイカ/三浦貴大/奈良岡朋子 RAILWAYS 49歳で…

「知的生産の技術」 1969

★★★★☆ 著者 梅棹忠夫 知的生産の技術 (岩波新書) 作者: 梅棹忠夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1969/07/21 メディア: 新書 購入: 34人 クリック: 460回 この商品を含むブログ (297件) を見る // bookcites.hatenadiary.com bookcites.hatenadiary.com

「運命の人はどこですか? 」 2013

★★★☆☆ こういうテーマの時には敢えてハズしたくなるものだけど、それでも真正面から描く作家は偉い。残念ながらこのタイトルから期待するものを超えてくる作品は無かったけど。 著者 bookcites.hatenadiary.com 飛鳥井千砂/彩瀬まる/瀬尾まいこ/南綾子/…

「僕らはまだ、恋をしていない! 」 2013

★★★☆☆ 年齢的なものだろうけど、ちょっと読んでてつらかった。きっと中高生にはハマるのだろう。中村航はこっちの方向に進んでいくのだろうか。それなりの需要はあるのだろうし、そういうのも世には必要とは思うのだけど。 著者 bookcites.hatenadiary.com …

「NISAで始める資産運用」 2013

★★★★☆ 結局、投資信託の分散投資がいいよって事なんだけど、分散投資の説明がこれまで読んだ本の中では一番分かり易かった。難しい数式とか出さず、感覚でなんとなく理解できる。とりあえずこれでやって、そのうち難しい数値を学んでいけばいいのかなと。 毎…

「パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い」 2010

★★★★☆ 幸徳秋水や大杉栄という名前は聞いたことがあったが、堺利彦という名前は全然聞いたことがなかった。 自分が思うように動けない時代も悲壮感を漂わすことなく、自暴自棄になることもなく、何食わぬ顔で生き延びるのは実は一番難しい事なんだろうな。し…

「円卓」 2011

★★★★☆ こうやって無邪気な子供がいつの間にか無口な少年・少女になるんだな。最近はいつまでたっても無邪気な大人も多いけど。 真剣な手芸部部長が真剣過ぎて面白い。 著者 bookcites.hatenadiary.com 円卓 (文春文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 文藝…

「エール! (3) 」 2013

★★★☆☆ 最後の伊坂幸太郎が、それまでの他の作家の物語を勝手につなげているのが、さすがだった。それ以外はまぁ普通の仕事の話。 著者 bookcites.hatenadiary.com 原田マハ/日明恩/森谷明子/山本幸久/吉永南央 エール!(3) (実業之日本社文庫) 作者: …

「民宿雪国」 2010

★★★★☆ 相変わらずどぎつい話だが、意外と純愛の物語だった。ちゃんと読みごたえがあり、満足感はある。 著者 bookcites.hatenadiary.com 民宿雪国 (祥伝社文庫) 作者: 樋口毅宏 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2013/10/11 メディア: 文庫 この商品を含むブ…

「読書HACKS!  知的アウトプットにつなげる超インプット術」 2013

★★★★☆ 著者 原尻淳一 サブタイトルにもあるけど、アウトプットのための読書術。だから、単純に楽しむための読書は、除外されている。意識の高い人用。普段こんな読み方してないから、参考になる部分もあったが、あんまりアウトプットを意識し過ぎると、読書…

「チア男子!!」 2010

★★★☆☆ ちゃんと前ふりはしてるけど、やっぱり男がチアやるっていうのは、もっと抵抗があるんじゃないかと思うけど。ましてや柔道部だった男がやるのは。もうちょっとそこら辺に説得力が欲しかった。 正直長く感じた。重要なシーンは一旦隠してあとで少しずつ…

「マリアビートル」 2010

★★★★☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com ここ最近の伊坂作品で久しぶりにシンプルに楽しめた。列車の中で起こる様々な出来事。密室の中で殺し合うしかない状況。緊張感もあり、伏線回収の面白さもあり。 人の心を操る中学生の描き方が恐ろしくもあった。こん…

「「みんなの意見」は案外正しい 」 2006

★★★☆☆ 著者 ジェームズ・スロウィッキー お遊びにしか見えないけど何でも市場形式にすれば、おおよそ正しい答えが見つかるっていうのは不思議だ。だけど、やっぱりお遊びにしか見えない。何でも金かよって。それの理解を得られないとその先に進めない。 みん…

「徳川三百年を支えた豪商の「才覚」」 2013

★★★☆☆ 著者 童門冬二 そういう風に作ったのだろうけど、断片的すぎる。物足りない。 徳川三百年を支えた豪商の「才覚」 (角川SSC新書) 作者: 童門冬二 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川マガジンズ 発売日: 2013/10/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブ…

「桐島、部活やめるってよ」 2010

★★★★☆ 今でいうスクールカーストの話も感じさせながら、同じ高校の様々な生徒たちの心情が綴られている。それを登場しない桐島に絡ませている構成がうまい。しかし、様々な立場の生徒たちを男女ともに良く描けるよなと感心する。著者はどのタイプの生徒だっ…

「全面改訂 超簡単 お金の運用術」 2013

★★★★☆ 著者 山崎元 投資したいけどいろいろ勉強しないといけないからとなかなか踏み出せない人にはいい本。超シンプル。自分の投資に不安な人にもいい。著者は色々な方法を紹介したいがそれだと初心者には複雑になりすぎるという事で敢えて簡単な方法でそれ…

「モモ」 1973

★★★☆☆ 著者 ミヒャエル・エンデ 時間について考えさせられる。けどやっぱり子供向けの本。 モモ (岩波少年文庫(127)) 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2005/06/16 メディア: 新書 購入: 41人 クリック: 434回 この商…

「四畳半王国見聞録」 2011

★★★☆☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com 京都の学生たちを描いた連作短編集。 「四畳半神話大系」と関連があるのかないのか分からないような短編集。といっても「四畳半神話大系」の登場人物たちの名前や細かいところは覚えていないので実は登場人物が同じだ…

「僕のなかの壊れていない部分」 2002

★★★☆☆ 著者 白石一文 僕のなかの壊れていない部分 (光文社文庫) 作者: 白石一文 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2005/03/10 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 36回 この商品を含むブログ (83件) を見る // bookcites.hatenadiary.com bookcites.hatenad…

「雑司ヶ谷R.I.P.」 2011

★★★★☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com 死んだ教祖の人生とその跡目を争う壮絶な戦い。 死んだ教祖の人生に登場してくる人物たちや主人公の周りに集まる人間たちが現実の誰かを想像させる描写で面白いけど、こんなこと書いちゃって大丈夫なのと勝手に不安に…

「トム・ソーヤーの冒険」 1876

★★★☆☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com 悪戯をしてはいつもおばさんに怒られてばかりいるトム・ソーヤ―の物語。 最初のペンキ塗りの話はなかなか皮肉が効いていて面白い。こんな調子でいくつかの話が展開されていくのかと思ったら、家出したり、殺人事件に遭…

「タモリ論」 2013

★★★★☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com 「さらば雑司ヶ谷」でタモリを熱く語った著者のタモリ論。 タモリ論と言いながらただ著者のタモリへの思いを語った一冊。もっと言えばタモリだけでなくたけしやさんまといったテレビに影響を与え続ける巨人たちへの思…

「奇跡」 2011

★★★☆☆ 原案 bookcites.hatenadiary.com 著者 bookcites.hatenadiary.com 両親の離婚で福岡と鹿児島で別々に暮らすことになった兄弟が九州新幹線開通の日に再会する約束をする。 博多と鹿児島を結ぶ九州新幹線。自分の中で確かそんなニュースあったなぁって程…

「白いしるし」 2010

★★★★☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com 知り合いに誘われて出かけた個展で出会った画家に恋に落ちる。 恋に落ちるとその他の事は何にも出来なくなってしまう不器用な主人公。仕事はサボるし、外に出かけることもしない。普通の人はそれでもなんとか自分と世…

「オー!ファーザー」 2010

★★★☆☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com 複雑な家庭環境に育つ少年がある事件に巻き込まれる。 よく考えると結構気色の悪い家庭環境だが、そこらへんはあえてあっけらからんとした雰囲気であまり深く考えさせないようにしている。自分の周りにたくさん大人が…

「「渋滞」の先頭は何をしているのか? 」 2009

★★★★☆ 著者 西成活裕 渋滞のメカニズムを紹介し、車だけに留まらない世の中に生じている渋滞を解説する。 以前読んだこの著者の「シゴトの渋滞学」よりは、いわゆる車の渋滞について詳しく説明されていて面白かった。 結局、自然渋滞は皆が利己的な運転をし…

「アンネの日記」 2003

★★★★☆ 著者 アンネ・フランク ユダヤ人迫害から逃れるために隠れ家にて潜伏生活を送る少女の日記。 見つかると死に直結してしまうような状況の中で、息をするのも憚れるほどひっそりと人目を忍んで肩寄せ合って暮らしていたのかと思ったが意外にもそうではな…

「陰徳を積む―銀行王・安田善次郎伝」 2010

★★★★☆ 著者 北康利 安田財閥を築いた安田善次郎の伝記。 とんでもない財産を築いた人だというのにあまりその業績を知らない、もっと言えばその名前を憶えているかも怪しいっていうのは彼が金融の世界で成功をおさめたからなのかもしれない。金融の世界は分か…

「シゴトの渋滞学 -ラクに効率を上げる時間術-」 2013

★★★☆☆ 著者 西成活裕 渋滞学の観点から仕事を考える。 昔爆笑問題の番組でやっていた「渋滞学」の話が面白かったので読んでみた。「渋滞」の話を詳しく知りたかったのだけどそんなに詳しくは書かれていなかった。まぁタイトルからしてその趣旨とは違うのでそ…

「さよなら、手をつなごう」 2013

★★★☆☆ 短編集。 主な舞台は中学、高校で主人公は女の子というパターンが多い。歳とってからこういう年代の物語を読むのも悪くないとも思うがこれはちょっときついな、っていう感じだった。現役の女子中高生にとってはぴったりなのだろうけど、いい歳こいて女…

「武器としての決断思考」 2011

★★★☆☆ 著者 瀧本哲史 考えて現時点での最善の解を出すためのディベートの方法。 覚えるべきことがたくさんありすぎてスッと入ってこない。だけど、きっとこれを意識することできっといい結論を導き出せるだろう。自分一人で心の中の悪魔と天使のように両方の…

「ご冗談でしょう、ファインマンさん」 1985

★★★★☆ 著者 リチャード・P・ファインマン ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・P・ファインマンのエッセー。 ノーベル賞を取るような学者というのはどこか浮世離れしていて専門の学問以外では何もできなさそうな人が多いようなイメージだが、この人は全然…