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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

邦画

「晩春」 1949

★★★★★ 年頃を過ぎても嫁に行かない一人娘を気にかける父親。 原節子がいつもニコニコ、というよりニヤニヤしているだけに、怒るとめちゃくちゃ怖く見える。ただ怒っているだけではなくて、それ以上の尋常じゃない何かがあるような。凄みがある。 この時代の…

「武士の献立」 2013

★★☆☆☆ 料理の得意な女中の女が、包丁侍の嫁となる。 タイトルとは裏腹に、さほど料理に重きを置いている感じはなく、加賀騒動におけるある武士とその嫁の話といった感じ。とはいえそちらも中途半端感が残る。 プロが手際よく料理しているシーンは結構好きな…

「運命じゃない人」 2005

★★★★☆ 恋人との別れを引きずる男が、幼馴染にレストランに呼び出される。 時系列を入れ替えて展開していく。結構面白かったんだけど、昼から翌朝にかけての短い期間の話なので、最後三回目の時間を巻き戻しての展開はちょっと飽きた。 でもなかなか話がよく…

「紙の月」 2014

★★★☆☆ 銀行に勤める女が、顧客から預かった金を横領し、男に貢ぐようになる。 時々ニュースで見る横領事件の犯人の気持ちが良くわかる。ニュースで見るとよく何億も盗れるな、と思うんだけど、実際は小さな出来事の積み重ね。些細なことからスタートし、段々…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」 2015

★★★☆☆ お金アレルギーの男がお金を使わず生きるため、限界集落寸前の村に移住する。 「ジヌ」ってそういうことか。これ東北の人はすぐにピンとくるんだろうか。 序盤からギャグが満載でめちゃくちゃ面白い。片桐はいりが意味なくハーレー乗ってるライダーで…

「百円の恋」 2014

★★★★☆ 引きこもっていた女が家族とのいざこざから、家を出てアルバイトを始める。 このタイトルから想像がつかなかったボクシング映画。安藤サクラの突然のキレッキレの動きに驚いてしまった。しかし、ボクシング映画をみると条件反射的に「ロッキー」を思い…

「円卓」 2014

★★★☆☆ 大家族の末っ子の少女が様々な経験を通して成長する。 ほとんど関西弁の芦田愛菜の可愛さだけで突き進んでいるような映画。その他の子役たちもそれなりに演技がうまかったけど。 どこか話が散漫で焦点が定まらないような感じで、まぁなんとなく言いた…

「色即ぜねれいしょん」 2009

★★★★☆ 不良にも優等生にもなれない文化系の高校生が、夏休みに隠岐の島のユースホステルに向かう。 ここに出てくる大人たちが皆魅力的だ。全然勉強は教えてくれないが女や音楽のことを教えてくれる家庭教師や、規律違反の主人公たちに酒を飲ますユースホステ…

「愛のむきだし」 2009

★★★☆☆ クリスチャンの家庭に育つも、神父である父親との問題で非行に走る高校生が一人の女子高生と出会う。 実話を基にしているというが、どのあたりまでが実話なんだろうか。まぁそれはいいとして、とにかく長い。4時間弱あって、面白くないわけでもないの…

「凶悪」 2013

★★★★☆ 雑誌編集部に、死刑判決を受け控訴中の男から手紙が届く。 ピエール瀧とリリー・フランキーが生き生きとしているように見えるのは、気のせいだろうか。演技とは分かっているけども。 ピエール瀧演じる男のような人間は、たしかに怖いけど、遅かれ早か…

「カリスマ」 1999

★★★☆☆ 人質籠城事件で、犯人と人質共に死なせてしまった刑事が、森に向かう。 正直、よく分からなかった。寓話的というか、暗示的というか。人がそれぞれの目的のために生きれば、衝突は避けられず、最終的には皆死んでしまう。なので、犯人と人質が共に死ん…

「フィッシュストーリー」 2009

★★★☆☆ 巨大彗星の地球衝突が目前の、人類滅亡が迫る日、中古レコード屋で客に一枚のレコードを紹介される。 音楽が重要な役割を果たす物語で、どんな感じの音楽になっているのかと思ったら、そんなに悪くなかった。凄い良いわけではないけど、全然駄目って感…

「ポテチ」 2012

★★★★☆ 空き巣に入ったプロ野球選手の家で、かかってきた電話が気になる男女。 冒頭のニュートンの話、映像だときついなぁと思ったけど、その後はそんなこともなく。濱田岳のあの容貌と意外性のある声のトーンが、どこか現実離れした話にしっくり来るのかもし…

「渇き。」 2014

★★☆☆☆ 元妻から、行方不明になった娘の捜索を頼まれた元刑事の男。 監督が才能もセンスもあるのは伝わってくるんだけど、やりたいこと全部詰め込みすぎでうるさい。もう少し抑えてくれないと。役者陣もノリノリで演じているのが伝わってきて、何よりなんだけ…

「苦役列車」 2012

★★★★☆ 一家離散し中学卒業後、日雇いで日々を暮らす男が、仕事先で同年代の男に話しかけられ仲良くなる。 主人公の人との距離感がうまく取れない感じが切ない。中卒というコンプレックスがあるし、父親が性犯罪者だという負い目があり、どうせろくな人間にな…

「闇金ウシジマくん」 2012

★★★☆☆ 成り上がりを目指すイベントサークルの代表と出会いカフェで生活費を稼ぐ女。 金にまつわる人間模様を描いていて、意外とウシジマくんは何もしていない。彼らを説明している解説者のような存在。そして最後に彼らを懲らしめる。相手が誰であろうと公平…

「蛇にピアス」 2008

★★★☆☆ 自分の舌をスプリットタンにするため、まずはピアスを開けた女は刺青にも興味を抱く。 これはR-15だわ、って内容。まぁこういう映画があってもいい。子供から大人まで楽しめる映画ばかりじゃつまらない。 映画は面白くはあったんだけどラストがいまい…

「言の葉の庭」 2013

★★★★☆ 雨の日は授業をサボって公園で過ごす男子高生が、一人の女性と出会う。 新海監督の作品を初めて観たけど、ジブリや細田作品と比べるとテンポが早く感じた。他だともう一拍置くような所でもシーンが切り替わる。監督のスタイルなのか短編作品だからか分…

「エイプリルフールズ」 2015

★★★☆☆ 幾つかの別の物語がつながっていく。けどその幾つかの物語が至って平凡な有りがちな話だったのが残念。面白かったのは寺島進の話ぐらい。ただそれらの話をまとめていく流れはなかなかうまく出来ていたと思う。 監督 石川淳一 出演 戸田恵梨香・松坂桃…

「暗殺教室」 2015

★☆☆☆☆ 原作は読んでないけど面白いんだろうか。って疑問に思うくらい、つまらなかった。何がしたいのかよく分からない。続編があるようだけど見たいという気持ちは一切起こらなかった。 無理やり解釈すると金八先生の変化球版。目的が明確であれば、皆勉強す…

「くろねこルーシー」 2012

★★★☆☆ 序盤と終盤の山本耕史と京野ことみのくだり、必要か?と思ったけど、ドラマもあっての映画化らしいので、ドラマ見てた人のために必要なのね。そんなに悪くはなかったけど、あまり猫が活躍するわけでもなく、ストーリーが見えにくかった。 監督 亀井亨 …

「白夜行」 2011

★★★☆☆ なんか釈然としないのは、堀北真希演じる女は悪いやつだ、って事があまりクローズアップされてなくて、下手すると悲しい良いお話に仕立てられているからかな。彼女が真っ当に生きていればこんな事にはならなかった。 しかし執拗に昔の事件を追い続ける…

「外事警察 その男に騙されるな」 2012

★★★★☆ スパイ映画って日本でも作れるんだって妙に感心した。でも敵は国名を出すと問題出るから国ではなく、悪の組織になるんだろうな。テロリスト集団とか。 国もどんどん協力してこういう映画たくさん作らせればいいのに。諜報活動の重要性が認知されるし、…

「さよならドビュッシー」 2013

★★★★☆ 序盤がかなりの急展開。なんでそんなに急ぐのってくらい。途中からようやく落ち着いた展開となった。で、そこからは面白かった。衝撃の真実は驚いたけど、やっぱ実写ならではの無理があるかな。ただ、それで序盤の幼少期から描くとか、やたら医者が長…

「三大怪獣 地球最大の決戦」 1964

★★★☆☆ ゴジラが岩投げて攻撃とかあまりゴジラの意味が無いような。よく考えるとゴジラってあんまり攻撃のバリエーションがない。 さらにモスラがラドンとゴジラに共闘を呼びかけたり、その交渉の様子を双子の小美人が解説したりするものだから、今回の怪獣た…

「7月24日通りのクリスマス」 2006

★★☆☆☆ 序盤のイケてない中谷美紀を見てるのがしんどかった。コミカルタッチだとしても、演出がオーバーすぎてそんな奴いないだろ、と。中盤から普通の中谷美紀になって見られるようになったんだけど、映画としてはそれでも今ひとつ。だけど序盤のダメさのせ…

「丹下左膳 百万両の壺」 2004

★★☆☆☆ 落語に出てきそうな話。 いつもはダメな奴だが、いざというときはメチャクチャ格好いい、っていうのがこの映画では必要だと思うんだけど、メチャクチャ格好良くはないのが残念。そのために重要なチャンバラシーンもあんまり気合入ってない感じだし、ど…

「はやぶさ/HAYABUSA」 2011

★★☆☆☆ この題材ってよく考えると映画化するのはすごく難しい。なんせただの機械が宇宙行って帰ってきただけなので。なのではやぶさを徹底的に擬人化するか、プロジェクトX風の技術者たちの物語にするか、なのかな。 で、この映画は非常に中途半端。はやぶさ…

「櫻の園-さくらのその-」 2008

★★★★☆ 出来としてはそんなに悪くなかったんだけど、調べてみたら興行成績が酷かったらしい。いろいろな裏事情もあったようだし。菊川怜とかが出ているのはそれで納得した。 でも裏事情なんて今の日本映画ほとんどあるので、この興行成績の悪さはなんなのかな…

「劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-」 2013

★★★☆☆ なんで安土城消失を劇場版に選んだのかなっていうのはあるが、茶器の行方を追うっていうのはロマンがある。 よく戦国時代の小説や映画を見ていると「戦のない世の中を」っていうセリフが出てきて、当時本当にそんなこと考えていたのかって疑問だったん…