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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ハーフ・ア・チャンス」 1998

ハーフ・ア・チャンス (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 死んだ母親が明かした父親の可能性がある二人の男に会いに行く若い女。

 

 感想

 基本的にコメディ映画なのであまり細かいツッコミをしてはいけないのだろうが、気になる箇所は何個かある。だが、二人の父親に関する疑問は「なぜならアラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドだから」という事で納得させられてしまう。二人が当然のように大金持ちで、犯罪組織に対しても臆する所がない事とか。

 

 そんな二人と共演するヴァネッサ・パラディも、若くて美人なのにすきっ歯というのが強烈な印象。若くて美人、だけだと印象に残らないかもしれないが、一つ特徴があるだけで忘れられない個性になる。

 

 

 なんで二人の父親が突然現れた娘に夢中になれるのかわからない事もあり、前半はなかなか一つにつながらない物語に今いちノれない感じがあったが、物語の方向性が見え始めてからは、往年のスターたちの活躍を楽しむことができた。彼らの過去の出演映画を引用したネタもあるような感じだったが、さすがにそこまでは分からなかった。

 

スタッフ/キャスト 

監督/脚本 パトリス・ルコント

 

脚本 パトリック・ドゥヴォルフ/セルジュ・フリードマン

 

出演 

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ヴァネッサ・パラディ/エリック・デュフォス/アレクサンドル・ヤコブレフ/ミシェル・オーモン

 

ハーフ・ア・チャンス (字幕版)

ハーフ・ア・チャンス (字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」 2017

スター・ウォーズ/最後のジェダイ (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 ファースト・オーダーに追い詰められていくレジスタンス。

 

感想

 前作ラストの盛り上がりから徐々にテンションが下がっていくような展開の物語。ルーク・スカイウォーカーは思ってたのと違った。まぁ30年前の若い頃とキャラが違うと責められても本人的にはつらいだろうが、面影くらいはあっても良かったのでは。ただの偏屈なおじさんになってしまっていた。

 

 そして煮え切らないキャラクター、カイロ・レン。心が弱いからダークサイドに落ちるものだと思っていたのに、「弱すぎる」と今度はダークサイド側の人間に否定されてしまうとか。となると、強いフォースの持ち主でも善か悪のどちらかに振り切れていないと何者にもなれないということなのか。

 

 

 スター・ウォーズの面白さは様々な要素が入り混じっていることにあると思う。SF、戦争、ファンタジー、アクション、アドベンチャー、ドラマ、チャンバラといった様々な要素に、R2-D2やチューバッカなどの魅力的なキャラクター。それらが次々にやってくるからワクワクさせられる。

 

 けど今作ではファースト・オーダー対レジスタンスの単なる戦争映画みたいになってしまっている。登場人物たちはどちらかに属する真面目な人間ばかりで、ハン・ソロのような型破りな人間はおらず、ただ粛々と戦争にありがちな自己犠牲などのシーンが展開される。

 

 それに、あらゆる人種を登場させるという色んな意味での配慮のせいか、登場するのはほぼ地球人ばかりになってしまっていて、チューバッカやヨーダのような他の星の魅力的なキャラクターは出てこない。あまり話の筋とは関係のない所で、申し訳程度に登場させるだけだ。

 

 ジェダイの話も別口でやっているような印象を受けてしまう。こちらも同じ血が流れる一族の戦いというドラマがあったが、どうやらレイは違うみたいだし。誰にでもジェダイの素質はあるという展開になっていきそうだし。

 

 登場人物たちが小粒になっていくことで、ハン・ソロやルーク、レイア姫のような典型的なヒーロー・ヒロインが活躍する神話の時代が終わりつつある事を示唆しているような気がした。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ライアン・ジョンソン

 

原作 ジョージ・ルーカス

 

製作総指揮

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ジェイソン・マクガトリン/トム・カルノースキー

 

出演 マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー/アダム・ドライバー/デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック/ドーナル・グリーソン/ケリー・マリー・トラン/ローラ・ダーン/ベニシオ・デル・トロ/フランク・オズ/アンディ・サーキス/ルピタ・ニョンゴ/アンソニー・ダニエルズ/グェンドリン・クリスティー/ビリー・ラード/ヨーナス・スオタモ/ジャスティン・セロー/ピーター・メイヒュー/ベロニカ・グゥ/ノア・セガン/伊川東吾/ショーナ・マクドナルド/アクシャイ・クマール/リリー・コール/ワーウィック・デイヴィス/ジョセフ・ゴードン=レヴィット(声)/ギャレス・エドワーズ/ケンブリッジ公ウィリアム王子/ヘンリー・オブ・ウェールズ王子/トム・ハーディ/ゲイリー・バーロウ/エドガー・ライト/ジョー・コーニッシュ

 

音楽 ジョン・ウィリアムズ

 

スター・ウォーズ/最後のジェダイ - Wikipedia

 

 

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「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」 2015

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 台頭するファーストオーダーに対抗するレジスタンス軍は、姿を消したジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーの行方を探していた。続三部作の第一作目。

 

感想

 新たな三部作の主人公を演じるのは、デイジー・リドリー。女であることを全面に押し出しておらず、まるで少年漫画の主人公のようなキャラクター。別に女である必要はなかったのかもしれないが、男にするとルーク・スカイウォーカーとかぶってしまうので目先を変えたのだろう。女性からの支持を得たいという大人の事情がありそうでもあるが、すんなりとシリーズの世界観に馴染んでいて、主人公として好感が持てる。

 

 新しいシリーズとして特徴的なのは、これまでその他大勢として扱われてきたキャラクターたちが個性を出してきたところ。単なる雑兵のような扱いだったストーム・トルーパーも、仕事に悩んだり、裏切りに怒ったりと、感情を表に出すシーンが散見される。フィンにしろ、カイロ・レンにしろ、マスクを脱いで素顔を見せるシーンが多いのも特徴的。誰もがそれぞれの人生を生きている、と言いたげな物語。

 

 

 レイア姫やハン・ソロ、C-3PO、チューバッカ等、シリーズの主要キャラクターが出てくるとやはりテンションが一段上がる。みんな老けたなぁと感傷に耽らずにはいられないが。

 

 物語は「エピソード4 新たな希望」をなぞるような展開。これまでの作品へのリスペクトを感じるし、最後にルーク・スカイウォーカーが登場するのもシリーズの歴史を物語るようで悪くない。

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スタッフ/キャスト 

監督/脚本/製作

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脚本 ローレンス・カスダン/マイケル・アーント

 

原作 ジョージ・ルーカス

 

製作総指揮 トミー・ハーパー/ジェイソン・マクガトリン

 

出演者

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マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー/アダム・ドライバー/デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック/アンソニー・ダニエルズ/ルピタ・ニョンゴ/アンディ・サーキス/ドーナル・グリーソン/マックス・フォン・シドー/ピーター・メイヒュー/グェンドリン・クリスティー

 

音楽 ジョン・ウィリアムズ

 

編集 メリアン・ブランドン/メアリー・ジョー・マーキー

 

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 - Wikipedia

 

 

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「ブルックリンの恋人たち」 2015

ブルックリンの恋人たち(字幕版)

★★☆☆☆

 

あらすじ

 弟が交通事故で昏睡状態となり帰国した女は、弟が行く予定だったコンサートに出かける。

 

感想

 何も心に響かない映画だった。この映画に恋愛要素は必要だったのだろうか。姉は弟が昏睡状態から回復するために涙ぐましい努力を行っているし、男は見ず知らずの病人のために歌を歌うのだから、二人ともきっといい人間のはず。だけどその二人が恋に落ちてしまうと、弟を利用して互いに近づいたような印象になってしまう。友情にとどめておけばもう少しマシな映画になった気もする。

 

 男も弟もミュージシャンということもあり、演奏シーンがたくさん登場するが、使われる曲が全然グッと来ない所が致命的。音楽に力がないというか。おかげで人気のミュージシャンというのも、音楽に惹かれて、というのも全然説得力がない。だけどそういう体で進行していくので置いてきぼりを食らう。もちろん個人の感想なので、良い曲だと思う人もいるのだろうが。

 

 

 だらだらと感動のシーンを垂れ流さずに、スッパリと90分で終わるところは評価したい。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ケイト・バーカー=フロイランド

 

製作 マーク・プラット/ジョナサン・デミ/アダム・シュルマン/クリストファー・ウッドロウ/モリー・コナーズ

 

製作/出演 アン・ハサウェイ

 

出演 メアリー・スティーンバージェン/ジョニー・フリン

 

ブルックリンの恋人たち(字幕版)
 

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「レッドプラネット」 2000

レッド プラネット (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 人類が移住するための調査に火星に向かった一行は、到着寸前に事故に巻き込まれる。

 

感想

  火星に到着寸前から緊急事態の連続。まだ1時間くらいしか経っていないのにもうどうすることも出来なくて、万事休すで終了かとハラハラさせられた。アクシデントが続くと、限りある資源で地球から遠く離れた場所を訪れることの心細さを実感する。予定外のことが起きるだけで命の危険に晒されたり、地球に戻れなくなる事態に陥ってしまう。

 

 そんなアクシデント続きのなかで、調査用に連れてきたロボットまで敵対するとかつらすぎる。あり得る話ではあるのだが、せめてロボットぐらいは味方してあげろよって思ってしまった。そして無駄に隊の和を乱す隊員もいたりして。

 

 

 すべてが終わってよく考えてみると、大したことしてないなと思ってしまうが、観ている間はハラハラ・ドキドキさせられて面白かった。まぁ、最低限の仕事はしたということで。そして、きっと帰途の旅はさぞ楽しいだろうなと羨ましく思ったり。

 

スタッフ/キャスト

監督 アントニー・ホフマン

  

出演 ヴァル・キルマー/キャリー=アン・モス/トム・サイズモア/テレンス・スタンプ/サイモン・ベイカー/ベンジャミン・ブラット

 

レッド プラネット (字幕版)

レッド プラネット (字幕版)

 

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「オンリー・ゴッド」 2013

オンリー・ゴッド(字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 長男が殺害され、復讐を果たそうとする母親と弟。

 

感想

 美しく印象的な映像ではあるのだが、ストーリーは断片的・抽象的で分かりづらい。体調を万全にして観ないと寝落ちしてしまいそうな映画。

 

 親子の復讐の対象となるのはタイ人の元警官。日本刀のような刀にこだわりを持ち、最初は少し滑稽に思えていたのだが、段々状況が飲み込めてくるに従って印象は変わってきた。残虐な拷問はするし、ムエタイは強いし。外人が日本人を忍者か侍のようにみてしまうことがあるように、タイ人はみんなムエタイが出来て強いんじゃないかと思い込んでしまいそうだ。

 

 

 正直、内容を理解したとは思えないが、原題(「Only God Forgive」)を考慮して無理やり解釈すると、適切な裁きはもう与えたのだから余計なことをするな、という事だろうか。だとしたら、もうちょっと神には寛大さを求めたい気はする。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ニコラス・ウィンディング・レフン

 

製作総指揮/出演 ライアン・ゴズリング

 

出演 クリスティン・スコット・トーマス/ヴィタヤ・パンスリンガム/ラター・ポーガーム/ゴードン・ブラウン/トム・バーク

 

音楽 クリフ・マルティネス

 

オンリー・ゴッド(字幕版)

オンリー・ゴッド(字幕版)

 

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「シティ・オブ・マッド」 2008

シティ・オブ・マッド(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 母親が殺され孤児となった少年は、やがて仲間を見つけ路上で生活するようになる。

 

感想

 なんともやりきれない気持ちになる映画。主人公は母親を殺されて路上生活を余儀なくされ、日々を生きるために犯罪を繰り返している。だけどこの主人公が道を誤ったというのは酷だ。まだ幼い子供に救いの手は差し伸べないくせに、悪いことをするなとただ説教することはできない。そしてそんな彼らを生みだしてしまう環境を変えるには、どこから手を付けるべきなのかすらよく分からず、途方にくれてしまう。

 

 彼らを保護しようとするソーシャルワーカーの人たちは偉いなと感心する。強盗などの犯罪を犯して日々を暮らしている少年たちと積極的に関わろうとする。子供達はそれなりの信頼をおいているようだが、それでも普通にワーカーの人たちの金を盗んだりする。彼らはそうやって生き抜いてきたのだから、簡単に考え方や行動は変えられない。

 

 

 少年たちは日々を暮らすことに精一杯で、人を思いやる余裕はない。そして遠い未来も思い描くことが出来ない。その時々の感情に基づいて行動している。主人公がバスジャックを行ったのも刹那的な反応だ。

 

 彼はこの環境で生きるには優しすぎたのかもしれない。だけど、もっと強くなければいけない、と言わなければいけないというのはなんて悲惨な状況なのだろう。

 

 少年たちのハードモードの人生に目を奪われてしまうが、ちゃんと伏線を張り巡らしたよく出来た脚本の映画。

 

スタッフ/キャスト

監督/製作 ブルーノ・バレット

 

脚本/製作 ブラウリオ・マントヴァーニ

 

出演 ミッシェル・ゴメス/クリス・ビアナ/マルセロ・メロ・ジュニオール/ガブリエラ・ルイス

 

シティ・オブ・マッド(字幕版)

シティ・オブ・マッド(字幕版)

 

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「ワルボロ」 2007

ワルボロ [DVD]

★★★★☆

 

あらすじ

 ガリ勉だった中学生は、あることをきっかけに不良になり、仲間とともに他校との喧嘩に明け暮れる。

 

感想

 こういうヤンキーもので定番の、他校との喧嘩は何の意味があるのだろうか。喧嘩して勝ったところで何の意味もなくない?と思ってしまうのだが、それを言ったら部活も一緒か。勝った所で特に意味はない。部活と思えいばいいのかと、少し理解できた気になった。たまにプロになる人がいるのも含めて似ている。

 

 そして、思春期で無駄にパワーが有り余っているこの年代には部活的なものが必要なんだなと思わせる松田翔太の演技。ファッションで不良をやっているのではなく、初期衝動に突き動かされているのが伝わってくる。エンディングで流れるクロマニヨンズの曲もよく合っている。

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 新垣結衣は男臭い映画を中和するために投入されているが、ただそれだけの役割だ。色々あるがそこら辺はあまり丁寧に描かれていない。

 

 

 古き良き昭和の話だなと思っていると、現実世界の田舎では未だにこの文化が根強く残っていたりしてビビったりする。ただ、滅びそうな文化であることは間違いないので、そろそろ無形文化財への登録を検討してもいいのかもしれない。

 

スタッフ/キャスト

監督  隅田靖

 

原作 ワルボロ (幻冬舎文庫)

 

出演 松田翔太/新垣結衣/福士誠治/城田優/仲村トオル/仁科貴/戸田恵子/塩見三省/温水洋一/ピエール瀧

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音楽 鮎川誠/遠藤幹雄

 

ワルボロ [DVD]

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「スクリーム4: ネクスト・ジェネレーション」 2011

スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション

★★★★☆

 

あらすじ

 かつての事件の体験を綴った本を出版した女がプロモーションのために地元に戻り、また事件が起きる。

 

感想

 「スクリーム」シリーズに4があるなんて知らなかった。冒頭の音楽や電話の音、セリフの雰囲気でこれまでのシリーズを思い出して、一気にテンションが上った。

 

 サブタイトルから想像するに、最近のリブートもののようにこれまでの出演者は出てないか、ちらっと顔を見せるだけなのかと思っていたが、シリーズの生き残りたちがガッツリ出ていてそれも意外だった。これはネタの一つなのかもしれない。

 

 

 これまで同様、単なる殺人事件ではなく、ホラー映画のあるあるをネタにしたコメディーとしても楽しめる。ゲイは生き残りがち、とかここ最近のお約束も取り入れられていたりして面白い。

 

 新3部作の1作目というつもりで見ていたので、犯人はお前なのかい、と思ってしまった。やっぱりそれ自体がネタなのか。シリーズを重ねるごとにつまらなくなっていくというのは定番だが、この映画は4作目でこの出来なら全然悪くない。普通に面白かった。

 

 噂も無いようだし、監督も死んじゃったし、もう続編は作らないのだろうな。

 

スタッフ/キャスト

監督/製作 ウェス・クレイヴン

 

脚本/原作/製作 ケヴィン・ウィリアムソン

 

出演 ネーブ・キャンベル/デヴィッド・アークエット/コートニー・コックス/マーリー・シェルトン/エマ・ロバーツ/ロリー・カルキン/ブリタニー・ロバートソン/エイミー・ティーガーデン /アリソン・ブリー/アダム・ブロディ/アンソニー・アンダーソン/メアリー・マクドネル/エリック・ヌードセン/ヘイデン・パネッティーア/ルーシー・ヘイル/シェネイ・グライムス/クリスティン・ベル/(声)ロジャー・L・ジャクソン

 

スクリーム4: ネクスト・ジェネレーション - Wikipedia

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「ハンガー・ゲーム」 2012

ハンガーゲーム (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 各地区から少年少女が一人ずつ選ばれ、最後の一人になるまで殺し合う。

 

感想

 この設定はどうしても「バトル・ロワイアル」を思い浮かべてしまう。ただ、くじ引きを行うので心の準備が出来ているし、事前にトレーニングを行うのも公正といえば公正。殺し合いの様子を中継したり、スポンサー獲得のために愛想をふりまくのは今っぽい。

 

 ただ事前に心の準備が出来て、公正に扱ってくれるのは参加者にとっては有り難いが、観ている分にはつまらないというか。ただのスポーツを見ているような気分になってしまう。不条理な世界に放り出されて、取り乱したり葛藤する姿がないと。

 

 

 主人公も基本的には戦わず逃げて、襲いかかってくる相手を倒すだけ。誰かと一時的に協力しても、最終的には殺し合わなければならないというジレンマもなく、裏切りなどのドロドロとした人間の姿を見せることもなく。運営側も途中でルールを変更したりするし、しかもそのルール変更もかなり不公平。

 

 訓練にしても本番にしても、大して見せ場がないのが残念なところ。シリーズ物で、メンバー同士の戦いというよりも、それを実行させている組織に対する戦い、反抗という色合いのほうが強いみたいだが、でも殺し合うのだからもっとドラマが欲しかった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ゲイリー・ロス

 

脚本 ビリー・レイ

 

脚本/製作総指揮 スーザン・コリンズ

 

原作 ハンガー・ゲーム(上) (文庫ダ・ヴィンチ)

 

出演 ジェニファー・ローレンス/ジョシュ・ハッチャーソン/リアム・ヘムズワース/ウディ・ハレルソン/ウィロウ・シールズ/レヴェン・ランビン/アレクサンダー・ルドウィグ /イザベル・ファーマン/ドナルド・サザーランド/エリザベス・バンクス/レニー・クラヴィッツ/スタンリー・トゥッチ/ウェス・ベントリー/トビー・ジョーンズ

 

音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード/T=ボーン・バーネット

 

ハンガーゲーム (字幕版)

ハンガーゲーム (字幕版)

 

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「里見八犬伝」 1983

里見八犬伝

★★★☆☆

 

あらすじ

 城を攻められるも一人落ち延びた姫が、集まった8人の剣士とともに戦いに挑む。

 

感想

 正直、登場人物たちがしっかりと描けているとは思わないが、アクションだったり、特撮だったり、色々やってやろうというチャレンジ精神は感じる映画。志穂美悦子と京本政樹が出会った時の、尋常じゃない量の雪が降る中でのチャンバラシーンは良かった。

 

 薬師丸ひろ子と真田広之のキスシーンというか、ベッドシーンは、ロマンチックな洋楽が流れる中、スローモーションでしつこく、たっぷりと見せられて笑ってしまった。こういうの最近見ないな。今、アイドルを使ってこれやったら逆に新鮮かも。

 

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 深作欣二

 

脚本 鎌田敏夫

 

原作 新・里見八犬伝 (上) (角川文庫 (5887))

 

製作 角川春樹

 

出演

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真田広之/松坂慶子(声)/千葉真一/志穂美悦子/寺田農/京本政樹/苅谷俊介/萩原流行/岡田奈々/目黒祐樹/夏木マリ/成田三樹夫/石丸謙二郎/高柳良一

 

音楽 NOBODY

 

里見八犬伝

里見八犬伝

 

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「午後の遺言状」 1995

午後の遺言状

★★★★☆

 

あらすじ

 避暑地で過ごす老女優のもとに、新人時代の友人夫婦が訪れる。キネマ旬報ベスト・ワン作品。

 

感想

 登場人物たちが老人ばかりの引きの弱いヴィジュアル。だが面白い。自殺や痴呆という暗い出来事がありながらも、ときどき挟まれる喜劇。人生経験を積んだ彼らの生き様からおかしみが滲み出てくる。ちょっとわざとらしくも感じてしまう乙羽信子の地元の老女役がいい味を出している。この映画が彼女の遺作となった。

 

 人生の終焉を意識して色々と死について考えてしまう年齢の彼ら。だけど、ただどう死ぬかだけを考えるのではなく、それまでどう生きるかを考えることが重要だ。そしてそんな老いとは対象的な若さとそれが象徴するものは、ただ裸を見せるだけで鮮やかに表現できてしまうというのは凄いなと、その演出に感動した。

 

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 新藤兼人

 

出演 杉村春子/乙羽信子/朝霧鏡子/観世栄夫/内野聖陽/倍賞美津子/瀬尾智美/松重豊/麿赤児/永島敏行/上田耕一

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午後の遺言状

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「フルスロットル」 2014

フルスロットル(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 盗まれた爆弾のタイマーを解除するため、現地に詳しい囚人とともに高い壁で隔離された犯罪多発地区に乗り込む刑事。

www.youtube.com

 

 フランス映画「アルティメット」のハリウッドリメイク作品。

 

感想

 ワイルド・スピードシリーズで知られた故ポール・ウォーカーの最後の主演作、ではあるのだが、いざ観てみるとダヴィッド・ベルのアクションが強烈に印象に残る映画だ。なんでも彼は”パルクール”というものの第一人者で、動きが超人的。無鉄砲なことを平気な顔でやるものだから笑ってしまうほど格好いい。映画のポスターを見たときは、登場人物たちが空を飛べるとかの特殊能力を持っているのだろうなと思っていたが、そういうことだったのか。

 

 犯罪者の巣窟に乗り込み、二人が暴れまわるのを観るのは気持ちよかった。そして、ただ単純に彼らを倒して終わりじゃなかったのも良かったのだが、ラストはちょっと違う気がした。今まで散々犯罪を犯してきた人間を祭り上げるのは違和感があった。

 

 

 

スタッフ/キャスト

監督 カミーユ・ドゥラマーレ

 

脚本 リュック・ベッソン

 

原作

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出演 ポール・ウォーカー/ダヴィッド・ベル/RZA/カルロ・ロタ/ロバート・メイレット

 

フルスロットル(字幕版)

フルスロットル(字幕版)

  • ポール・ウォーカー
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「リアル〜完全なる首長竜の日〜」 2013

映画「リアル?完全なる首長竜の日?」【TBSオンデマンド】

★★★☆☆

 

あらすじ

 自殺未遂で昏睡状態の妻の意識に、治療の一環として潜入する夫。

 

感想

 昏睡状態の人間の意識下に入ることに医療的にどんな意味があるのかいまいち分からないが、患者の家族的にはコミュニケーションが取れるものなら取りたいという心情は理解できる。

 

 ホラーなのかサスペンスなのか、ミステリーなのかよくわからないような、すべての要素が含まれているような不思議な雰囲気。終始不穏な音楽が背景に流れ、どこかリアルな感じがしない映像に落ち着かない気分になる。本編とはあまり関係ないのかもしれないが、主人公が車を運転するときのどこか大げさな映像表現が良かった。

 

 

 意識がないということは、普段は意識下にある無意識しか存在しないということで、無意識が体を支配しているということになるのか。その状況では、それまで意識が無意識の領域に追いやって押さえ込んでいたようなことも、大きな影響を与えるようになるのかもしれない。

 


Mr.Children「REM」Music Video(Short ver.)

 

 エンディングで流れる主題歌はミスチル。激しい曲調で最初、ミスチルだと気づかなかった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 黒沢清

 

原作 【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

出演 佐藤健

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中谷美紀/オダギリジョー/染谷将太/堀部圭亮/松重豊

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完全なる首長竜の日 - Wikipedia

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「映画 鈴木先生」 2013 

映画 鈴木先生

★★★★☆

 

あらすじ

 勉強はできるがあまり積極的ではない生徒が、突然生徒会の選挙に立候補すると言い出し、訝る担任教師。テレビドラマの劇場版。

 

感想

 これまでの不良や問題児を相手にする熱血教師ものであれば、その他大勢という扱いだった普通の生徒たちがメインになっている事に新鮮さを感じる。彼らにだって個性はある。そして教師も聖人君子ではなく、妄想したり悩んだり迷ったりしているというのもリアリティがある。

 

 こうやって学校教師ものという定番ジャンルもアップデートされていく。でもきっとこういうのは社会に出た人間がいろいろ経験し、こんな教師がいたら良かったという願望を描いているので、社会に出ていない実際の教師たちは未だに問題を起こす生徒にばかり多くのリソースを割いているのだろう。まぁ、学校も社会ではあるのだが。

 

 

 教師が生徒たちへかける言葉はなかなか説得力があって感心してしまう。彼らを見守る姿も真摯で、良い先生だなと素直に思う。でも、これはテレビドラマの時に描かれたのかもしれないが、両者に信頼関係が出来ているから成立することだ。冷めているように見える生徒も、結局熱い部分を見せている。教師を信頼せず、無気力になっている生徒のほうがリアリティがあるような気はしてしまう。

 

 それから卒業生がやって来て事件を起こすが、明らかな犯罪行為をされたわけでもないのに、いつまで経っても学校を恨んでいる人間はそれ自体、駄目な気がする。そのあたりはラストの振りになっているのかもしれないが。というか、隙だらけなんだから、土屋太鳳逃げろよ、と何度も思ってしまった。

 

 教師がありがたい言葉をかけるのではなく、生徒に慰められて終わるのも新しい感じがした。ドラマを見てなくても普通に楽しめる映画。

 

スタッフ/キャスト 

監督 河合勇人

 

原作 鈴木先生 全11巻 完結セット (アクションコミックス)

 

出演 長谷川博己/田畑智子/でんでん/富田靖子/臼田あさ美/土屋太鳳/松岡茉優/風間俊介/浜野謙太/窪田正孝

 

音楽 大友良英

 

映画 鈴木先生

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